堤防でカマスの群れに出会うと、
「多い」
という一言では片づけられません。
海の中が銀色に動き、
水面の色まで変わって見えるあの光景は、
実際に数で分けてみると凄さがもっと伝わります。
まず、
100匹前後の群れ。
これは「群れが入ってきた」と感じる最小クラスです。
十分多いのですが、
まだ帯というより塊に近く、
釣り人から見ると「チャンスがある群れ」です。
次に、
300匹前後の群れ。
ここまで来ると、
堤防際に魚影がはっきり出て、
どこへ投げても反応しそうな雰囲気になります。
初心者でも「今日は明らかに多い」と分かるレベルです。
さらに、
500〜1000匹級。
これがいわゆる「カマスらしい大群」です。
昔から言う
「カマス1匹、底1000匹」
という感覚に近くなり、
表面に見えている数より、
実際はその下にもっといる可能性が高くなります。
堤防から見ると、
海の一部が魚で埋まって見えるのはこの規模です。
そして、
1000〜3000匹級。
ここからはもう
「群れ」
というより
「壁」
です。
横に長く、
縦にも層があり、
しかも回遊しながら何度も目の前を通るため、
釣り人は海全体がカマスだらけに感じます。
圧倒的という言葉が合うのはこのクラスです。
最後に、
3000匹超級。
これは堤防で見られたら当たり日どころではありません。
海を埋め尽くす、
という表現が大げさでなくなる世界です。
群れの端が見えず、
どこまで続いているのか分からない。
釣り人にとっては、
まさに記憶に残る朝です。
要するに、
カマスの群れは
100匹で「多い」、
500匹で「大群」、
1000匹を超えると「壁」、
3000匹を超えると「海を埋め尽くす」
と考えると分かりやすいです。
あの圧倒感は気のせいではありません。
カマスは、数を知るほど凄さが際立つ魚です。

