海を見ていると、日によって驚くほど透明な日もあれば、茶色っぽく濁っている日もあります。
初心者の方は、きれいな海のほうが魚が釣れそうに感じるかもしれません。
ですが実際の釣りでは、少し濁っている日のほうが有利になる場面もかなりあります。
海の色の違いにはちゃんと理由があり、魚の行動にも影響しています。
海が清んでいる時と濁っている時の原因
海が澄む日は、風や波が弱く、海底の砂や泥が巻き上がっていないことが多いです。
さらに雨が少なく、川から濁った水が流れ込みにくい時も海は青く見えやすくなります。
逆に濁る原因ははっきりしています。
強い風で海がかき回される。
波で海底の砂や泥が舞い上がる。
雨のあとに川の水が流れ込む。
このあたりが代表的です。
港内でも、船の出入りや潮の動きで底の泥が浮けば濁ります。
つまり濁りは、海が悪くなったというより、水中の細かい粒が増えて視界が落ちている状態です。
濁っている時のほうが魚は釣れるのか
答えは、魚によるが、釣れることは十分ある、です。
特に警戒心の強い魚は、水が澄みすぎると仕掛けや人影を見切りやすくなります。
少し濁りが入ると、その警戒心が弱まり、エサやルアーに近づきやすくなります。
また小魚が見えにくくなるため、フィッシュイーターが浅場へ寄ることもあります。
アオリイカやヒラスズキ、チヌなどは、適度な濁りがむしろプラスになることがあります。
ただし、何事もやりすぎは別です。
真っ茶色の激濁りになると、魚もエサを見つけにくくなり、釣りづらくなることがあります。
大事なのは、少し濁っている、ややササ濁りくらいです。
釣り初心者が覚えておきたいこと
海が澄んでいる日は、細い仕掛けや自然な誘いが大事になります。
濁っている日は、魚の警戒心が落ちやすい反面、目立つ色や匂いの出るエサが有利になることがあります。
つまり、透明な海が正解でも、濁った海が失敗でもありません。
その日の海に合わせて考えることが、釣果への近道です。
要約
海が清むのは、風や波が弱く、川水や海底の巻き上がりが少ない時です。
濁るのは、風、波、雨、川の流れ込み、海底の砂泥の舞い上がりが主な原因です。
そして釣りでは、少し濁っている時のほうが魚の警戒心が下がり、かえって釣れやすいことがあります。
初心者の方は、海が濁っているからダメだと決めつけず、まずはその濁りが強すぎるのか、ちょうどよいのかを見るクセをつけると上達が早くなります。

