スーパーで買ったタチウオやサワラの刺身が、たまに驚くほど美味しいことがあります。
「身が締まっている」
「歯ごたえがある」
「生臭さがない」
「セゴシ臭がない」
実はこれ、偶然ではありません。
魚の扱い・鮮度管理・状態が完璧に近い時だけ起きる現象です。
釣り人にも役立つ視点で解説します。
なぜ今回の刺身は特別うまかったのか
結論から言うと、主な理由はこの5つです。
鮮度が極めて良かった(最大要因)
タチウオは鮮度差が味に直結する魚です。
鮮度が良いタチウオの特徴
・身が透明感ある
・弾力が強い
・水分が出ない
・生臭さがない
鮮度が良いほど
👉 タンパク質が分解されず身が締まる。
つまり歯ごたえが出ます。
血抜き処理が完璧だった可能性
魚の臭みの原因の大半は血です。
血抜きがしっかりされると
・臭み激減
・甘み増加
・後味がきれい
「セゴシ臭がない」と感じたのは
ほぼ血抜き品質の差です。
低温管理(0〜2℃)が良かった
プロの流通では
・氷締め
・低温輸送
・冷蔵管理
が徹底されています。
低温管理が良いと
・身が崩れない
・水っぽくならない
・旨味が保持される
釣り人が海水氷を使う理由と同じです。
軽い熟成がかかっていた
実は釣れた直後より
少し時間が経った方が美味しい魚も多いです。
起きている現象
・ATP → イノシン酸(旨味)増加
・身の繊維が安定
・甘味上昇
適度な熟成
→ 歯ごたえ+旨味のバランス最高。
スーパーの刺身は
この状態になるタイミングで売られることがあります。
個体差(脂・栄養状態)
同じ魚でも個体差は大きいです。
美味しい個体の条件
・エサをよく食べている
・脂のり良い
・回遊直後
・健康体
いわゆる
👉 当たり個体。
釣りでも同じです。
タチウオがまずくなる原因(比較)
今回うまかった理由は
普段の「ハズレ」と比べると理解できます。
ハズレの条件
・温度管理悪い
・時間経過長い
・血残り
・水分流出
・脂少ない個体
こうなると
・柔らかい
・水っぽい
・臭い
になります。
セゴシ臭がなかった理由
多くの人が感じる「魚臭さ」の正体は
・血液
・トリメチルアミン
・内臓由来成分
今回臭くなかったのは
✔ 血抜き
✔ 冷却
✔ 鮮度
この3つが揃っていたからです。
釣り人向け重要ポイント
今回の「大当たり」は
釣り人なら再現できます。
再現方法
・即締め
・血抜き
・海水氷0〜2℃
・空気に触れさせない
これだけで味は劇的に変わります。
スーパーの魚がうまい理由(意外な事実)
最近の流通はかなり進化しています。
・大型漁船の処理技術向上
・低温輸送
・管理徹底
・回転率向上
釣り人の処理より上のことも普通にあります。
まとめ
スーパーの刺身が大当たりだった理由は
・鮮度が高かった
・血抜きが完璧
・低温管理
・軽い熟成
・個体差
つまり
魚のポテンシャルを最大限引き出した状態。
魚の味は「処理と温度」で決まります。

