南紀(串本・すさみ・白浜・田辺・みなべ)で釣りをしていると感じることがあります。
「真アジより丸アジが多い日がある」
「サイズの良いアジ=丸アジが多い」
「港でも丸アジが回る」
これは偶然ではありません。
南紀の海の環境そのものが丸アジが多くなる条件を作っています。
釣り人目線で分かりやすく科学的に解説します。
丸アジ(マルアジ)とはどんな魚?
丸アジは真アジと同じアジ科ですが、生活スタイルがまったく違います。
特徴
・細長く流線型
・泳ぐスピードが速い
・沖の回遊魚
・高水温好き
・潮流の影響を強く受ける
つまり
👉 外洋型・回遊型アジ
南紀の環境と非常に相性が良い魚です。
南紀で丸アジが多い5つの理由
① 黒潮が近い(最大要因)
黒潮の特徴
・水温が高い(20〜28℃)
・流れが速い
・回遊魚を運ぶ
・ベイトが豊富
丸アジは
✔ 高水温好き
✔ 流れに乗る回遊魚
つまり
黒潮=丸アジ高速道路。
特に串本は日本でもトップクラスの接岸エリア。
② 潮通しが良すぎる地形
南紀はリアス海岸と外洋直結地形。
南紀の海の特徴
・急深
・外洋直結
・潮が速い
・湾が浅くない
これは居着き型の真アジより
👉 回遊型の丸アジ向き。
東京湾や瀬戸内海のような穏やかな湾とは環境が違います。
③ ベイト(小魚)が豊富
丸アジは小魚追跡型。
南紀は
・カタクチイワシ
・メアジ
・キビナゴ
・シラス
・トウゴロウイワシ
などベイトが非常に多い。
ベイトが多い → 回遊魚が多い → 丸アジが増える。
青物が多いのも同じ理由です。
④ 水温が全国トップクラスに高い
南紀の冬でも水温は
・16〜18℃維持する年が多い
丸アジの適水温は
→ 約18〜26℃
つまり
一年中住める環境。
一方真アジは低水温でもOKですが、流れが強いと減ります。
⑤ 居着きより回遊が優勢な海
南紀の魚は全体的に
・居着き型が少ない
・回遊型が多い
理由は
・潮が速い
・外洋直結
・水温変化が大きい
つまり
「同じ場所に長く留まる魚が少ない海」。
丸アジが増えやすい。
実は釣り人にとって重要なサイン
丸アジが多い=海が動いている
丸アジが入る時は
・潮が効いている
・ベイトがいる
・回遊魚が近い
つまり
青物接近のサイン。
ヒラマサ・ブリ・カンパチ・ヒラスズキが釣れる条件です。
真アジが多い日は逆に安定型
・潮が弱い
・居着き優勢
・湾内向き状況
釣り方の判断材料になります。
南紀のエリア別傾向
串本
黒潮直撃。
丸アジ最多エリア。
すさみ
潮通し良好。
丸アジ回遊多い。
白浜〜田辺
混在しやすい。
みなべ
居着き真アジも増えるが丸アジも入る。
まとめ
南紀で丸アジが多い理由は環境の組み合わせです。
・黒潮接岸
・潮通しが良い地形
・ベイト豊富
・高水温
・回遊魚優勢の海
つまり
南紀は「丸アジが増える条件が全部そろっている海」。
釣り人は
丸アジが釣れた=海が活性化しているサイン
として読むと釣果アップにつながります。

