釣行の帰り道、心地よい疲労感と共に、ドッと疲れが押し寄せてくることがあります。
「あー、疲れたな」と呟いて、コンビニで栄養ドリンクを手に取る。
それも悪くありませんが、私たち釣り人には、もっと美味しくて、もっと体に効く「天然の回復薬」があります。
それが「マグロ」と「カツオ」です。
昔から漁師町では「疲れたらマグロを食え」「カツオは精がつく」と言われてきました。
これは単なる言い伝えではなく、理にかなった最強の食事法なのです。
まず、「疲れたらマグロ」の理由。
マグロは生まれてから死ぬまで、片時も休まずに海を泳ぎ続けます。
あの巨体で、時には時速80キロ以上のスピードで泳ぎ続けるスタミナはどこから来るのでしょうか。
その秘密は、筋肉に含まれる「イミダゾールジペプチド」という成分にあります。
これは、疲労の原因となる活性酸素を消し去る、強力な抗酸化物質です。
特に、一番よく動かす尾びれに近い赤身の部分にたっぷりと含まれています。
私たちがマグロの赤身を食べると、この成分が体に浸透し、蓄積した疲れを芯から取ってくれるのです。
次に、「カツオはスタミナ」の理由。
カツオもまた、黒潮に乗って北上・南下を繰り返すパワフルな魚です。
カツオの身には、食べたものをエネルギーに変えるために不可欠な「ビタミンB群」が豊富に含まれています。
さらに、血合いの部分には鉄分やタウリンが山のように詰まっています。
これから大物を釣るぞという時や、夏場の暑さでバテ気味の時にカツオを食べれば、体の底からエネルギーが湧いてきます。
まさに「勝つ魚(カツオ)」、勝負飯にぴったりです。
ここ南紀・和歌山は、黒潮の恵みをダイレクトに受け取る場所。
すさみ町の「ケンケン鰹」や、那智勝浦の「生マグロ」など、日本トップクラスの品質が手に入ります。
釣り場に通う道中、地元のスーパーや鮮魚店を覗いてみてください。
都会では味わえないような、モチモチとした弾力の刺身に出会えるはずです。
釣った魚を美味しく食べるのはもちろんですが、時にはプロが獲った魚を買って、体のメンテナンスをするのも賢い釣り人の知恵。
美味しく食べて、ぐっすり眠り、また万全の体調で磯に立つ。
「食」もまた、釣りの一部です。
今夜の夕食は、赤身の刺身で乾杯といきませんか。
釣太郎では、皆様の釣果はもちろん、元気な体での釣行を応援しています。

