南紀の釣り情報は、今もなお「◯月はこの魚」という書き方が多い。
しかし、実際に海を見ている人ほど分かっている。
南紀の釣果を左右しているのは月ではなく水温だ。
同じ2月でも、
黒潮の寄り方ひとつで海はまるで別物になる。
逆に、4月でも水温が上がらなければ春の釣りにはならない。
この記事では、
南紀の海を「水温帯」で完全に区切り
それぞれの水温で
・海の状態
・魚の動き
・狙うべき魚
・釣り方の考え方
を徹底的に解説する。
なぜ南紀は「水温攻略」が必須なのか
南紀最大の特徴は黒潮だ。
黒潮が
・寄る
・離れる
・蛇行する
この違いだけで、
同じ場所でも水温は2〜5℃簡単に変わる。
月だけで判断すると
「例年なら釣れるはず」
という思い込みが生まれ、
それが外れると
「今年はおかしい」
という言葉になる。
だが海はおかしくない。
人間の基準がズレているだけだ。
水温10℃未満
完全な冬海モード
海の状態
・海は澄み切っている
・プランクトンが少ない
・生命感は薄い
魚の動き
・基本は省エネ
・底付近で動かない
・回遊魚はほぼ期待できない
狙える魚
・グレ(寒グレ)
・チヌ(深場)
・カサゴ
攻略の考え方
この水温帯は
釣り人が我慢できるかどうかがすべて。
数を狙う海ではない。
1匹を獲る海だ。
水温10〜12℃
冬の終盤、兆しが出始める
海の状態
・底潮は冷たい
・日中にわずかな変化が出る
・潮色が日替わり
魚の動き
・寒グレが最盛期
・チヌが動き出す
・アジが溜まり始める
狙える魚
・寒グレ
・チヌ
・アジ
攻略の考え方
朝夕よりも
日中の潮変わりを狙う。
ここで釣れる人は
春を先取りしている。
水温12〜14℃
南紀が動き出すライン
海の状態
・潮色が安定し始める
・小魚の姿が見え出す
魚の動き
・アオリイカの準備段階
・アジの群れが形成される
・チヌの乗っ込み意識
狙える魚
・アオリイカ(走り)
・アジ
・チヌ
攻略の考え方
この水温を境に
釣り人の数が一気に増える。
しかし、
本番はまだ先だ。
水温14〜16℃
春の主役が揃う
海の状態
・生命感が一気に増す
・ベイトが見える海
魚の動き
・アオリイカが本格化
・青物が回り始める
・ヒラメ、マゴチも活性上昇
狙える魚
・アオリイカ
・ブリ系青物
・ヒラメ
攻略の考え方
ここからが
南紀の春本番。
水温が安定すれば
釣果も安定する。
水温16〜18℃
南紀ゴールデンゾーン
海の状態
・ベイトだらけ
・潮が生きている
魚の動き
・アオリイカ大型化
・青物の回遊が安定
・根魚も活発
狙える魚
・大型アオリイカ
・青物
・ロックフィッシュ
攻略の考え方
この水温帯で
釣れないなら
場所か釣り方が違う。
水温18℃以上
夏海モードへ
海の状態
・表層はぬるい
・酸素量が落ちる
魚の動き
・昼は深場
・朝夕勝負
狙える魚
・夏青物
・根魚
・夜釣りターゲット
攻略の考え方
時間帯がすべて。
昼に釣れないのは普通。
まとめ
南紀の釣りで結果を出す人は
必ず海をこう見ている。
「今は何月か」ではない。
**「今の水温は何度か」**だ。
水温を意識した瞬間から
南紀の海は
別の表情を見せ始める。
要約
・南紀は月別攻略が通用しにくい
・黒潮で水温が大きく変わる
・水温帯ごとに魚は明確に変わる
・釣果は水温を読めるかで決まる

