スーパーで買ったイカ。
見た目はきれいなのに…
・水っぽい
・ベチャッとしている
・甘みがない
・コリコリしない
こう感じたこと、ありませんか?
正直に言います。
これは「気のせい」ではありません。
👉 実際に、水っぽくなっています。
しかも原因は、かなりハッキリしています。
今回は、
なぜスーパーのイカが水っぽくなるのか。
なぜ釣りイカと別物になるのか。
その裏側を、現場目線で解説します。
結論|最大の原因は「水に触れすぎ」
いきなり結論です。
スーパーのイカが水っぽい理由は…
👉 水に触れすぎているから。
これが9割です。
特別な理由でも、陰謀でもありません。
ただひたすら、
「水に浸かりすぎている」
それだけです。
イカは“水に弱い生き物”
まず大前提。
イカは海水で生きています。
体の中は、塩分前提の構造です。
そこに真水が触れると…
・細胞が膨らむ
・細胞が壊れる
・中の旨味が流れ出す
これが起こります。
専門的には「浸透圧」の問題ですが、
簡単に言うと…
👉 洗えば洗うほど、味が抜ける。
ということです。
スーパー流通のリアルな流れ
では、なぜ水に触れすぎるのか。
理由は、流通構造にあります。
実際の流れはこうです。
① 漁獲
② 港で洗浄
③ 選別
④ 加工場で洗浄
⑤ 下処理
⑥ パック詰め
⑦ 冷蔵陳列
この間…
👉 何回、水に触れていると思いますか?
答え。
5回以上は普通です。
しかも、ほぼ真水です。
理由①|衛生管理=大量の水洗い
スーパー用の魚介類は、
何より「安全第一」。
そのため…
・血を洗う
・汚れを落とす
・菌対策
で、とにかく洗います。
結果。
👉 味より、清潔優先。
これは商売上、仕方ありません。
でも、
イカの旨さは確実に犠牲になります。
理由②|ドリップ防止シートの罠
パックの下に敷いてある紙。
あれ、ドリップシートです。
一見、良さそうですが…
実は問題があります。
・水分が抜ける
・身が乾く
・繊維が壊れる
これが同時進行します。
さらに…
パック内の湿気+結露
↓
再び身に戻る
これで、
「ベチャッと食感」が完成します。
理由③|長時間冷蔵で細胞崩壊
釣り人のイカ
→ 数時間~1日
スーパーのイカ
→ 2日~5日以上
この差はデカい。
冷蔵中に…
・細胞が壊れる
・水分が出る
・タンパク質変性
が進みます。
つまり。
👉 時間=水っぽさ。
です。
理由④|海水管理されていない
本当に旨いイカは、
・海水洗浄
・海水冷却
・海水氷保存
で管理されます。
でもスーパー流通では…
👉 ほぼ真水管理。
コストと手間の問題です。
結果、
イカ本来の環境からズレまくります。
これで旨いわけがない。
理由⑤|「見た目重視」優先
実はこれも大きい。
スーパーでは…
・白く見える
・透明感がある
・血がない
=売れる
この基準です。
だから、
多少味が落ちても、
洗ってキレイにします。
味より、見た目です。
釣りイカと別物になる理由
よく聞きます。
「自分で釣ったイカは別格」
当たり前です。
理由はこれ。
✔ 洗わない
✔ 水に浸けない
✔ 海水管理
✔ 即処理
これを全部やっています。
スーパー品は真逆。
👉 洗う・浸す・置く・流す。
差が出ない方がおかしい。
見抜き方|水っぽいイカの特徴
買う前にチェックしてください。
危険サインはこれ。
❌ パック内に水が溜まっている
❌ 身が白く濁っている
❌ 表面がヌルっとしている
❌ 張りがない
これ、ほぼハズレです。
逆に良品は…
⭕ 水が少ない
⭕ 透明感がある
⭕ 張りがある
⭕ ドリップが少ない
これを狙いましょう。
家庭でできる対処法
買ってしまった後でも、少しは改善できます。
正解処理
① キッチンペーパーで水分除去
② 洗わない
③ 冷蔵庫で軽く乾かす(30分)
④ 食べる直前に切る
これだけで違います。
流水で洗ったら負けです。
よくある質問
Q. 冷凍イカの方がマシ?
正直、場合によります。
急速冷凍+未洗浄なら、
冷凍の方が旨いことも多いです。
中途半端な生よりマシなケースもあります。
Q. 刺身用でも水っぽいのはなぜ?
加工段階で洗われているからです。
「刺身用=高品質」ではありません。
まとめ|スーパーのイカが水っぽい本当の理由
最後にまとめます。
✔ 真水洗浄が多すぎる
✔ 流通回数が多い
✔ 冷蔵期間が長い
✔ 見た目優先
✔ 海水管理されていない
これが重なって、
👉 水っぽいイカが完成します。
釣太郎的ひと言
正直に言います。
スーパーのイカが不味いんじゃない。
「不味くなる仕組み」で流れているだけ。
逆に言えば…
扱いさえ良ければ、
もっと旨くなる魚です。
だからこそ、
釣ったイカは大切に扱ってください。
水に触れさせない。
これだけで、世界が変わります。
気になることがあれば、
いつでも聞いてください。

