**寒尺アジ(かんじゃくアジ)**とは、
**冬の低水温期に釣れる「30cm以上の大型アジ(尺アジ)」**の中でも、
特に脂がのって味が別格な個体を指す、釣り人・魚屋の間で使われる呼び名です。
正式な魚名ではなく、
季節+サイズ+味をまとめた“通称”になります。
寒尺アジの意味を分解すると
寒(かん)
・12月〜2月前後の冬場
・水温が下がり、アジが越冬モードに入る時期
尺(しゃく)
・30cm以上の大型アジ
・体高があり、身が厚い個体
アジ
・マアジが対象
・回遊型よりも、居着き・深場個体が多い
なぜ寒尺アジはそんなに美味しいのか
冬のアジは、
・水温低下でエサを大量に食い込む
・運動量が減り、脂を溜め込む
・身が締まり、水分が少ない
この結果、
脂が全身に回り、刺身でも焼きでも“トロ感”が出る状態になります。
釣り人の間では
「マグロより旨い」
「アジの完成形」
とまで言われることもあります。
普通のアジとの決定的な違い
・サイズが大きいだけではない
・体高があり、背中が盛り上がる
・腹身だけでなく背中まで脂がある
・血合いが鮮やかで臭みが出にくい
同じ30cmでも、
夏の尺アジと冬の寒尺アジは別物です。
どんな食べ方が一番わかりやすい?
・刺身
・なめろう
・アジフライ
・塩焼き
特に刺身は、
切った瞬間に包丁に脂が付くレベルだと
「当たりの寒尺アジ」です。
釣り人目線のひとこと
寒尺アジは、
釣った瞬間より「釣った後の扱い」で味が決まる魚です。
・暴れさせない
・すぐ冷やす
・できれば海水氷
これを守れる人だけが、
「本当の寒尺アジの味」にたどり着けます。

