「魚が臭くなる原因は何か?」この問いに対する答えは、ほぼ間違いなく内臓です。
釣った魚が、
・時間が経つと臭う
・クーラーボックスが生臭くなる
・調理時に違和感が出る
こうしたトラブルの大半は、内臓処理の有無で決まります。
この記事では、
・内臓を除去した場合
・内臓を除去しなかった場合
この二つを臭いの発生量・速度・体感レベルで徹底比較します。
なぜ魚は内臓から腐敗するのか
魚の内臓は、腐敗にとって「最悪の条件」がそろっています。
・水分が多い
・消化中のエサが残っている
・腸内細菌が大量に存在する
・温度変化の影響を受けやすい
特に問題なのが、腸内細菌が生み出す腐敗ガスです。
このガスが、腹腔内から身へ皮膚を通して外へ
と拡散していくことで、あの独特の生臭さが発生します。
内臓を除去しなかった場合の臭いの進行
内臓を残したまま冷やした魚は、見た目がきれいでも内部では確実に進行しています。
臭いの進行イメージ
釣獲後0~1時間
・ほぼ無臭
・問題なし
2~4時間
・腹部からうっすら生臭さ
・クーラー内に臭いが残り始める
6時間以降
・明確な腐敗臭
・触ると手に臭いが残る
・身にも臭いが移行
この状態になると、氷を追加しても完全には止まりません。
内臓を除去した場合の臭い抑制効果
一方、釣ってすぐ内臓を除去した魚はどうなるのか。
結果ははっきりしています。
臭いの抑制効果
・腐敗ガスの発生源が消える
・菌の増殖スピードが激減
・身への臭い移行がほぼ起こらない
体感レベルでは、臭いの発生は7〜9割以上抑えられると感じる釣り人が圧倒的に多いです。
特にアジ、サバ、イワシなどの青物系は、内臓処理の有無で「別の魚」になります。
数値イメージで見る臭いの違い
あくまで体感と研究データをもとにした目安ですが、臭いの発生度を比較すると以下の通りです。
内臓未除去
臭い発生率 100%
内臓除去+適切冷却
臭い発生率 約10~30%
つまり、内臓処理だけで臭いは最大90%近く抑制可能ということになります。
よくある誤解「氷で冷やせば大丈夫」
これは非常に多い誤解です。
氷は
・進行を遅らせる
・止めることはできない
内臓が残っていれば、冷やしていても内部では腐敗が進みます。
逆に、内臓を除去していれば、冷却の効果は何倍にもなります。
内臓除去+冷却で最強の組み合わせ
最も臭いを抑えられる方法は、
-
釣ったらできるだけ早く内臓を除去
-
血や内容物を軽く洗い流す
-
海水氷や潮氷でしっかり冷却
この3点を守るだけです。
特別な道具や技術は必要ありません。
違いは、結果として必ず現れます。
内臓処理をしないと起こる二次被害
臭いだけでは終わりません。
・クーラーボックスに臭いが染み付く
・他の魚にも臭いが移る
・自宅のシンクが臭くなる
これらはすべて、「最初の内臓処理」を怠った結果です。
まとめ
魚の臭い対策は内臓が9割
魚は内臓から腐敗します。
内臓を除去しなければ、どれだけ冷やしても臭いは発生します。
逆に、内臓を除去するだけで、臭いは7〜9割以上抑えられます。
釣果を美味しく食べたいなら、内臓処理は「後回し」ではなく「最優先」。
これはプロもベテランも、全員が実感している事実です。

