日本の食卓に欠かせない大衆魚、アジ(鯵)。 刺身、フライ、塩焼き、干物……
どうやって食べても美味しいこの魚ですが、その名前の由来をご存知ですか?
「アジは味が良いからアジ」 まるでオヤジギャグのようなこの説、実はもっとも
有力な説の一つとして語り継がれているのです。
今回は、釣り人なら知っておきたいアジの名前の由来と、魚へんに「参」と書く漢字の秘密に
ついて解説します。
読めば次のアジ釣りが、もっと味わい深くなるかもしれません。
見出し1:「アジ=味」説は本当か?江戸時代の文献にも記述あり
最も有名なのが、「食べて美味(おい)しい=味(あじ)が良い」ことから名付けられたという説です。
これは単なる現代の俗説ではありません。
江戸時代の儒学者・新井白石(あらいはくせき)が著した語源辞書『東雅(とうが)』の中にも、
「アジは味なり、その味の美なるものをいふ」といった記述があります。
昔の人も「こいつは美味い!味がいいからアジだ!」と感動して名前をつけたと思うと、
親近感が湧きますね。
見出し2:もう一つの有力説「群れる」習性から
「味」説以外に有力なのが、アジの習性に由来する説です。
アジは群れを作って回遊する魚です。
古語で「集まる」「群れる」ことを「あじ」や「あぢ」と表現していたことから、
群集する魚=アジとなったという考え方です。
サビキ釣りで一匹釣れると、次々に連掛かりするのは、この「群れる」習性があるからこそ。
釣り人としての実感は、こちらの説のほうがしっくり来るかもしれませんね。
見出し3:なぜ魚へんに「参」と書くのか?
アジを漢字で書くと「鯵」。
魚へんに、参加の「参(さん)」と書きます。
これには大きく3つの由来があると言われています。
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美味しいから「参ってしまう」説 味が良すぎて「参りました!」となるから……というのは少し出来過ぎた話ですが、俗説として人気があります。
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旧暦の3月(参月)に美味しくなるから説 旧暦の3月(現在の4月〜5月頃)に脂が乗って旬を迎えるため、数字の「参」が当てられたという説。南紀エリアのアジも、春から初夏にかけて型が良くなりますね。
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「参」には「集まる」という意味があるから説 「参集」という熟語があるように、「参」という字自体に「入り混じる」「集まる」という意味が含まれています。名前の由来の「群れる」説と同じく、群れをなして泳ぐ姿を表しているという説です。
見出し4:南紀のアジはなぜ美味い?「味」を確かめに行こう
名前の由来になるほど美味しいアジ。
特にここ南紀エリアで釣れるアジは、黒潮の恩恵を受け、エサとなるプランクトンが豊富な
海で育っているため、脂の乗りが抜群です。
スーパーで買うアジも美味しいですが、釣り上げてすぐに血抜きし、鮮度抜群の状態で食べる
「釣りアジ」の味(アジ)は別格です。
まさに「味が良すぎて参ってしまう」体験が待っています。
まとめ:名前の通り「味わい深い」ターゲット
「味がいいからアジ」。
シンプルですが、これほど的確に特徴を表した魚も珍しいでしょう。
初心者でもサビキ釣りで手軽に狙えて、食べて最高に美味しい。 名前負けしないこの魚を、
ぜひ今週末、釣太郎の近くの堤防で狙ってみませんか?
釣太郎では、アジを足止めするための「アミエビ」や、手軽な「サビキセット」を豊富に取り揃えています。
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