せっかく釣ったキロアップのアオリイカ。
家に帰って刺身にしようとしたら、「身が白く濁っていて、なんだか水っぽい…」という経験はありませんか?
それはイカが古いのではなく、「冷やし方」で失敗している可能性が高いです。
実はアオリイカは、真水に触れることを極端に嫌う生き物です。
普通の氷と、釣太郎が推奨する「海水氷」では、持ち帰った後のクオリティにどれほどの差が出るのか。
その決定的な違いをご紹介します。
決定的な違い1:浸透圧(身が水を吸うかどうか)
最大の違いは、**「イカの身が水を吸ってしまうかどうか」**です。
普通の氷(真水)の場合
普通の氷が溶けると、クーラーボックスの中は「真水」になります。
イカの体液は塩分を含んでいますが、溶けた氷水は塩分ゼロです。
この時、**「浸透圧」**という現象が働きます。 塩分濃度の薄い水分(真水)が、濃い方(イカの身)へどんどん入り込もうとするのです。
その結果、以下のようになります。
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イカの細胞が水を吸って膨張する。
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身が白く濁り、ブヨブヨになる。
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イカ本来の濃厚な甘みが、水で薄まって消えてしまう。
海水氷の場合
海水氷は、溶けても「海水」のままです。 イカの体液と塩分濃度が近いため、余計な水分が身に入り込みません。
その結果、以下のメリットが生まれます。
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身の透明感(または興奮色の赤黒さ)がキープされる。
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コリコリとした食感が残る。
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ねっとりとした甘みが逃げない。
決定的な違い2:冷却スピード(到達温度)
2つ目の違いは、**「冷える温度の低さ」**です。
普通の氷(真水)の場合
真水と氷が混ざった状態の温度は、基本的に**「0℃」**で止まります。
これでも十分冷えますが、魚介類を急速に冷やすには少しパワー不足な場面もあります。
海水氷の場合
海水に氷を入れる、あるいは海水を凍らせると、凝固点降下という現象が起きます。
これにより、水温は0℃を下回り、マイナス1℃~マイナス2℃程度まで下がります(塩分濃度によります)。
この「シャリシャリの極低温海水シャーベット」にイカを浸けることで、一瞬で芯まで冷やすことができます。
鮮度落ちは「死後の体温上昇」から始まるため、この初動の急速冷却が鮮度キープの鍵となります。
正しいアオリイカの持ち帰り方(結論)
アオリイカを最高に美味しく食べるなら、以下の手順が正解です。
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海水氷(海水シャーベット)を作る 釣太郎の「海水氷」を使うか、海水を汲んで氷をたっぷり入れ、キンキンの海水を作ります。
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イカを直接浸ける(墨抜き後がベスト) ジップロックに入れる派もいますが、海水氷なら「直接ドブ漬け」が最も早く冷え、鮮度が保たれます。 ※ただし、長時間(数時間以上)浸けすぎると塩辛くなることがあるので、帰宅後はすぐに水気を切ってください。
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どうしても真水氷を使うなら 海水氷が用意できない場合は、絶対にイカを直接氷に当てないでください。 必ず厚手のジップロック等に入れ、水が入らないように密閉してから氷水に浸けてください。
まとめ
「真水の氷」
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浸透圧でイカが水を吸い、味が薄くなる。
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食感が悪くなる。
「海水氷」
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浸透圧の影響を受けず、旨味をキープ。
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0℃以下の極低温で急速冷却できる。
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店で食べるような透明感のある刺身になる。
クーラーボックスに入れる氷の種類を変えるだけで、食卓の評価は劇的に変わります。 「今日のイカ、甘くて美味しい!」と言わせるために、ぜひ海水氷を活用してください。
釣太郎みなべ店では、溶けても海水の濃度を保てる**「海水氷」**を販売しています。
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1kg:200円
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3kg:400円 釣行前、または釣れた後の帰宅前に、ぜひお立ち寄りください。

