はじめに:大物を釣った喜びが、食べる瞬間に絶望へ
「やった!80センチのブリだ!」
釣り場での興奮、強烈な引き、そしてランディングの喜び。
しかし、いざ家に帰って刺身にしてみると… 「あれ? なんか味が薄い。」
「身がベチャッとしていて、水っぽい。」
こんな経験はありませんか?
実はこれ、魚の個体差(ハズレ)のせいではなく、クーラーボックスに入れた瞬間の「氷の扱い」
で決まってしまっていることが多いのです。
今回は、大型魚を持ち帰る際に絶対にやってはいけない「真水氷漬け」のリスクと、
それを解決する「海水氷」について解説します。
なぜ普通の氷だと「水っぽく」なるのか?
原因は大きく分けて2つあります。
1. 浸透圧で身が水を吸う
これが最大の原因です。
魚の体液よりも塩分濃度が低い「真水(溶けた氷水)」に魚が直接触れると、浸透圧の働きで、
魚の細胞の中に水分が入り込もうとします。
結果、細胞がパンパンに膨れ上がり、身が水っぽく(ふやけた状態に)なります。
旨味成分も逆に外へ流れ出してしまい、味のない刺身になってしまうのです。
2. 大型魚は芯まで冷えない
80cmクラスのブリともなると、身の厚みは相当なものです。
バラ氷や板氷を上に乗せただけでは、魚の体温(特に内臓付近の熱)を急速に下げることはできません。
冷えるのに時間がかかると、その間に鮮度は落ち、身質が劣化して「グズグズ」した食感になってしまいます。
救世主は「海水氷(潮氷)」!その3つのメリット
この失敗を完璧に防ぐのが、釣り人の常識となりつつある「海水氷(かいすいごおり)」です。
クーラーボックスの中で、海水と氷を混ぜてキンキンのシャーベット状にしたものを指します。
メリット1:浸透圧の影響を受けにくい
海水と魚の体液の塩分濃度は近いため、真水に比べて水分の移動(浸透圧の影響)が劇的に少なくなります。
身が水を吸わず、本来のモチモチとした食感をキープできます。
メリット2:冷却スピードが段違い
液体は固体よりも熱を伝える力が圧倒的に高いです。
シャーベット状の海水氷に魚をドボンと漬け込むことで、魚の表面全体から一気に熱を奪います。
分厚いブリの身も、芯まで瞬時に「即冷」できるため、鮮度がロックされます。
メリット3:魚が変形しない
氷の上に魚を置くと、重みで身が凹んだり傷ついたりします。
液体状の海水氷なら、魚が浮いた状態で保存されるため、身割れを防ぎ綺麗な魚体を保てます。
正しい「海水氷」の作り方と持ち帰り手順
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血抜きをする まずはしっかりと血を抜きます。 血が残っていると生臭さの原因になります。
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クーラーに海水氷を作る たっぷりの氷に海水を注ぎ、かき混ぜてシャーベット状にします。 水温はマイナス1℃近くまで下がり、最強の冷却液になります。
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魚を漬け込む 魚をそのまま海水氷の中に沈めます。 芯まで冷えるまで(魚のサイズによりますが30分~1時間程度)、しっかりと冷やし込みます。
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水を抜いて持ち帰る(長距離の場合) ここがポイントです。 何時間も海水氷に漬けっぱなしにすると、今度は塩分が入りすぎたり、目が白くなったりすることがあります。 1時間ほどでキンキンに冷えたら、一度水を抜き、魚を袋に入れてから、改めて氷を当てて持ち帰るのがベストです。 (※帰宅時間が短い場合は漬けたままでもOKです)
まとめ:釣太郎では「海水氷」を販売しています!
「釣り場で海水氷を作るのが面倒」
「氷を大量に持って行くのが大変」
そんな方のための強い味方が、釣太郎にはあります。
当店では、最適な塩分濃度に調整された**「海水氷」**を販売しております。
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1キロ:200円
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3キロ:400円
バラ氷を買って海水を汲む手間はいりません。
クーラーボックスにそのまま入れるだけで、プロ並みの鮮度管理が可能になります。
せっかく釣った80cmのブリ、一生の思い出にするためにも、最後の手当てまでこだわってみませんか?
皆様の大漁と、「美味い!」という笑顔をサポートします。

