【衝撃】アオリイカは刺身より干物が旨い?スルメイカとの決定的な違いと、スーパーで売っていない「3つの理由」

「アオリイカ=刺身」だと思っていませんか?

もちろん刺身も絶品ですが、実は**「干物(一夜干し)」**にすることで、

そのポテンシャルが爆発的に跳ね上がることをご存知でしょうか。

一般的なスルメイカの干物とは、味の濃さも食感も別次元。

今回は、イカの王様・アオリイカを干物にすると、なぜあんなに美味しくなるのか?

そして、なぜこれほど美味しいのにスーパーや鮮魚店であまり見かけないのか?

その謎を紐解きます。


見出し1:スルメイカとは「格」が違う!アオリイカの干物が旨すぎる理由

食べた瞬間に感じるのは、スルメイカのような「硬い繊維質」ではなく、

「ねっとりと絡みつくような濃厚な甘み」**です。

1. 旨味成分(アミノ酸)の含有量が段違い

アオリイカはもともと、甘み成分であるグリシンやアラニンなどの遊離アミノ酸が非常に豊富です。

干して水分を抜くことで、このアミノ酸が凝縮され、噛めば噛むほど「甘み」が溢れ出します。

スルメイカが「塩気と香ばしさ」を楽しむものなら、アオリイカは「濃厚なイカのジュース」を楽しむような感覚です。

2. 肉厚なのに柔らかい独特の食感

スルメイカは干すと硬くなりがちですが、アオリイカは身が分厚く、繊維が複雑に絡み合っているため、干してもカチカチになりません。

表面はパリッと香ばしく、中はレアステーキのようにモチモチとした食感が残ります。

この食感のコントラストこそが、アオリイカの干物の真骨頂です。


見出し2:こんなに美味しいのに…なぜ市場に出回らないのか?

これほど美味しいなら、もっと普及してもいいはず。

しかし、一般のスーパーでアオリイカの干物を見かけることはほぼありません。

そこには、流通させられない切実な理由があります。

理由①:原価が高すぎて「高級品」になってしまう

最大の理由は価格です。

アオリイカは「イカの王様」と呼ばれる高級食材。

キロ単価が高く、刺身用として売るのが最も利益率が高いのです。

干物にすると水分が抜けて重量が減るため、同じ1杯でも単価をさらに上げざるを得ません。

もしスーパーに並べるとしたら、干物1枚で2,000円〜3,000円といった価格になってしまい、

日常的な食材として売るにはハードルが高すぎるのです。

理由②:水分が多く、加工が難しい

アオリイカは身が厚く水分量が多いため、スルメイカに比べて乾燥に時間がかかります。

プロの加工業者にとっても、生臭さを出さずに中心部まで程よく水分を抜く工程は手間がかかります。

「歩留まり(加工後の重量比率)」が悪く、手間もかかるため、大量生産には向いていないのです。

理由③:釣り人や産地だけの「特権」だから

鮮度が命のアオリイカ。

釣りたてをすぐに捌いて干す、あるいは産地の加工場で素早く処理する。

このスピード感がないと、最高のアオリイカの干物は作れません。

つまり、これは**「南紀へ釣りに来た人」「地元の人」**だけが味わえる、贅沢な特権なのです。


見出し3:冬の南紀はアオリイカ天国!最高の「自家製干物」を作ろう

市場に出回らないなら、自分で釣って作るのが一番の近道。

ここ南紀エリアは、冬でも大型のアオリイカが狙える聖地です。

釣太郎流:アオリイカの一夜干しのコツ

  • 塩水濃度: 海水より少し濃いめの10〜12%程度に30分ほど漬ける。

  • 干し加減: 表面が乾いて指紋が付かない程度。冬の冷たい北風(空っ風)は、最高の干物を作ってくれます。

刺身で食べるには少し大きいサイズや、たくさん釣れた時は、ぜひ干物に挑戦してみてください。

炙った瞬間の香りと、口いっぱいに広がる濃厚な甘みは、一度味わうと普通のイカには戻れなくなりますよ。


まとめ

アオリイカの干物が流通しないのは、「不味いから」ではなく**「高級すぎて、作るのが難しすぎるから」**でした。

逆を言えば、これを日常的に食べられるのは、釣り人の最大の特権と言えます。

冬の南紀でデカイカを釣って、究極の酒の肴を作ってみませんか?

 

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