「船の航路は水深があってアジの魚影も濃いけれど、エンジン音で逃げてしまわないか?」
と不安に思うアングラーは多いはずです 。
実は、アジは音に対して非常に敏感な魚ですが、同時に「慣れ」や「深さ」によって反応が異なります 。
この記事では、船のエンジン音とアジの釣果の関係性を深掘りします
1. アジはエンジン音を警戒するのか?
結論から言うと、アジはエンジン音を認識し、警戒もします。
しかし、それが必ずしも「釣れなくなる」ことに直結するわけではありません
急な音の変化に弱い
アジが最も驚くのは「一定の音」ではなく、**「急な音の変化」**です
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走行中から急にエンジンを止める(またはバックに入れる)
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アイドリング中に急回転させる
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船体を叩くような衝撃音(ドンドンという振動)
これらはアジの群れを散らす原因になります。
逆に、一定の速度で走り続けている船の音に対しては、アジは意外と平然としていることが多いのです
2. 「水深」が深いとエンジン音の影響はなくなる?
質問にある「深い場所」なら安心か、という点について解説します
水深15m〜20m以上がひとつの目安
水深が深くなればなるほど、音や振動は拡散・減衰するため、魚への直接的なプレッシャーは少なくなります
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浅場(5m〜10m): エンジン音や船影がダイレクトに伝わり、非常に警戒されやすいです
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深場(30m以深): 船の直下に群れがいても、エンジン音が原因でパニックを起こすことは少なくなります
航路のように水深がある場所であれば、水面近くの騒音よりも**「底付近の安定した環境」**を
アジは優先するため、エンジン音が釣果に致命的な悪影響を与える可能性は低いと言えます
3. なぜ「航路」にはアジが多いのか?
エンジン音が響くはずの航路にアジが集まるのには、明確な理由があります
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地形の変化: 航路は大型船が通るために掘り下げられており(浚渫)、カケアガリ(斜面)が形成されています
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潮通しの良さ: 深みがあることで潮が走りやすく、プランクトンが溜まりやすいポイントになります
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ストラクチャーとしての船: 停泊している大型船などは、アジにとって巨大な「シェード(陰)」や「障害物」となり、居付きやすくなります
つまり、「音のデメリット」よりも「環境のメリット」が勝っているのが航路というポイントの特徴です
4. エンジン音がプラスに働くケースも?
意外かもしれませんが、船の音がアジのスイッチを入れることもあります
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コマセとの連動: 遊漁船の場合、「船の音=エサ(コマセ)が降ってくる合図」と学習している個体もいます
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活性の上昇: 適度な振動が魚の側線を刺激し、捕食スイッチが入るという説もあります
5. 釣果を伸ばすための注意点
エンジン音がある環境で、より確実にアジを釣るためのコツをまとめました
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エンジン音を一定に保つ: 自分の船で釣る場合は、なるべく回転数を変えず、静かにポイントへ入りましょう
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振動に気をつける: 水中では空気中よりも音が4倍以上の速さで伝わります。船内での足音や荷物を置く音の方が、エンジン音より警戒されることもあります
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タナ取りを正確に: 深場では音の影響が少ない分、アジは底付近にどっしり構えています。正確にタナを合わせることが、音の有無よりも重要です
まとめ:エンジン音を恐れすぎる必要はない
航路のように水深がある場所なら、エンジン音だけでアジが全くいなくなることは稀です 。
むしろ、地形や潮の流れを読み、アジがどこに溜まっているかを特定することに集中しましょう。
音に敏感なアジを攻略して、ぜひ爆釣を目指してください

