南紀の寒尺アジ釣りで中アジが釣れ続くのは成功ではありません。
それはタナが違う証拠。
なぜ「中アジが釣れる=失敗」なのかを、生態と構造から解説します。
最初に
南紀の冬。
「今日はアジがよく釣れる」
しかし——
・サイズは25cm前後
・尺が一向に混ざらない
このとき多くの人は
「今日は尺がいない」と考えます。
結論から言います。
それは失敗です。
正確には
尺がいる層を釣っていないだけです。
結論
中アジが釣れている時点で
その釣りは
寒尺アジ狙いとしては失敗
理由は単純です。
尺アジは
中アジが釣れる層にはいない
南紀の冬アジは「上下で住み分け」している
南紀の冬季堤防では
アジのサイズごとに
明確なタナ分離が起きます。
・表層〜中層
→ 小〜中アジ
・底付近
→ 大型
→ 寒尺アジ
この構造を無視すると
永遠に中アジを釣り続けることになります。
なぜ中アジが釣れる層に尺はいないのか
理由は3つあります。
理由①
大型ほど「楽な層」を選ぶ
寒尺アジは
・体が重い
・無駄に泳がない
・体力消費を嫌う
冬の冷水期では
なおさらです。
流れが強く
上下動の多い中層は
大型にとって不利。
そのため
海底付近に沈む。
理由②
エサの取り方が違う
中アジは
・動く
・追う
・競争する
尺アジは
・待つ
・拾う
・落ちてくるものを食う
つまり
浮いているエサ=中アジ用
底に届かないエサは
尺アジの視界にすら入っていません。
理由③
群れの構造が違う
中アジは
・群れの中心
・密集
寒尺アジは
・群れの下
・外側
・単独気味
同じ「アジの群れ」でも
住んでいる場所が違う。
「中アジが釣れる=魚がいる」は誤解
これは非常に多い勘違いです。
・アタリが多い
・数が釣れる
これは
魚が多い証拠ではなく
層が合っている証拠
ただそれだけです。
尺アジ狙いでは
・アタリが少ない
・沈黙が続く
この状態の方が
正解に近いことが多い。
寒尺アジ狙いの正解タナ
南紀の冬季堤防での基準は
はっきりしています。
・まず海底を取る
・そこから
10〜30cm上
ここを外すと
対象は
中アジ以下になります。
「底を引きずるくらいでちょうどいい」
それくらいが
寒尺アジのレンジです。
よくある失敗パターン
・アタリがない
→ 棚を上げる
・小型が多い
→ 仕掛けを軽くする
・釣れている人に合わせる
→ 同じ層を釣る
これらはすべて
中アジループに入る行動です。
数字で見る現実
南紀の冬
・群れ100〜300匹
・尺アジは約1%前後
さらに
・その1%は
ほぼ海底付近
つまり
底を攻めない限り、1%に触れる確率はゼロ
まとめ(要約)
・中アジが釣れる=成功ではない
・寒尺アジは海底にいる
・浮かせるほどサイズは落ちる
・アタリが少ない日は正解の日
・狙うなら底の底

