夜釣りのヘッドライト、白色のまま使っていませんか?
赤色LEDを使うだけで魚の警戒心を下げ、釣果が大きく変わる可能性があります。
今回は赤色ライトが釣りに有効な3つの理由と、使い分けのコツを徹底解説します。
はじめに:夜釣りの「明かり」で損をしていませんか?
夜釣りにおいて、ヘッドライトは必須アイテムです。
しかし、手元を照らすその光が、実は魚を散らしてしまっているかもしれません。
「海面をライトで照らすな」というのは釣りの基本ですが、作業中にどうしても光が漏れてしまうことはあります。
そんな時、圧倒的なアドバンテージを発揮するのが「赤色LED」です。
今回は、なぜベテラン釣り師たちがこぞって赤色ライトを使うのか、その理由を深掘りします。
理由1:魚に気づかれにくい「ステルス性能」
最大の理由は、魚に対する「警戒心」の違いです。
水中での光の届き方
光の波長において、赤色は水中で最も吸収されやすく、遠くまで届きにくいという性質を持っています。
そのため、万が一海面を照らしてしまっても、光が海底や魚のいる層まで届きにくく、魚を驚かせにくいのです。
魚の視覚特性
多くの魚は、青や緑の光には敏感ですが、赤い光には反応しにくいと言われています。
特に、アジやメバル、アオリイカなど、夜釣りのターゲットとなる魚種は光の変化に敏感です。
白色の強烈な光は「異物」として魚にプレッシャーを与えますが、赤色LEDならそのストレスを
最小限に抑えることができます。
まさに「ステルスモード」で釣りができるのです。
理由2:釣り人の「暗順応」を妨げない
2つ目の理由は、魚ではなく「人間側」のメリットです。
暗闇への目の慣れ(暗順応)
人間の目は、暗い場所に慣れる(暗順応する)までに時間がかかります。
一度明るい白色ライトを見てしまうと、再び暗闇に目が慣れるまで数分〜数十分かかってしまうことがあります。
これでは、海面の微細な変化やウキの動き、ラインの角度を見逃してしまいます。
赤色は目に優しい
赤色の光は、暗順応した目に影響を与えにくい性質があります。
仕掛けの交換やルアーチェンジで手元を照らした後、すぐに視線を海に戻しても、暗闇の中が見えやすい状態をキープできます。
これは夜釣りにおける集中力の維持に直結します。
理由3:不快な「虫」が寄ってきにくい
3つ目は、快適性の問題です。
虫の習性と光の波長
蚊や蛾などの昆虫は、紫外線を含む青白い光に集まる習性(走光性)があります。
夏の夜釣りでヘッドライトを点けると、顔の周りに虫がまとわりついて不快な思いをしたことはありませんか?
赤色には集まりにくい
一方で、多くの昆虫は赤い光を認識しにくい、あるいは好まない傾向があります。
赤色LEDに切り替えるだけで、顔周りに集まる虫の数が激減します。
釣りに集中するための環境づくりとして、赤色ライトは非常に有効なのです。
実践編:白色と赤色の使い分けテクニック
赤色が優れているといっても、全てを赤色ですませる必要はありません。 状況に応じた使い分けが重要です。
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移動時(白色): 足場の確認や移動中は、視認性の高い「白色」を使いましょう。 安全第一です。
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実釣時・手元作業(赤色): ポイントに到着し、海に近づいたら「赤色」に切り替えます。 ルアー交換、エサ付け、ラインの結束などは赤色モードで行います。
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ランディング時(赤色推奨): 魚を取り込む際、ライトで照らすと魚が暴れることがあります。 赤色ライトなら魚を刺激しすぎず、スムーズにタモ入れができるケースが多いです。
まとめ:赤色LEDは「釣れる」ための武器
赤色LEDを使うメリットをまとめると以下の通りです。
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水中での減衰が早く、魚に警戒心を与えにくい。
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釣り人の暗順応を維持し、夜目が効く状態を保てる。
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虫が寄ってきにくく、釣りに集中できる。
もし、まだ白色ライトしか使っていないのであれば、ぜひ「赤色モード」搭載のヘッドライトや
ネックライトを試してみてください。
特に警戒心の強いアオリイカや大型のアジを狙う際、その効果を実感できるはずです。
夜釣りの常識を変えて、さらなる釣果を目指しましょう。

