日が暮れてからの堤防。
海面に浮かぶ光を見つめる時間は、夜釣りの醍醐味です。
しかし、初心者の方からよく聞かれるのが**「電気ウキとケミホタル、結局どっちが見やすいの?」
「何が違うの?」**という質問。
売り場に行くと両方売っていますが、実はこの2つ、似て非なるものです。
今回は、夜釣りの快適さを左右する「光の質」と「使い分け」について、分かりやすく解説します。
1. 結論:見やすさは「電気ウキ」の圧勝。でも…
単刀直入に「明るさ」と「遠くからの見やすさ」だけで勝負するなら、勝者は間違いなく「電気ウキ」です。
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電気ウキ: LEDの強力な光。遠投しても点の光がハッキリ見える。
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ケミホタル: 化学反応の優しい光。近くなら見えるが、遠投や荒れた海では埋もれがち。
「じゃあ電気ウキ一択でいいの?」と思うかもしれませんが、そう単純ではありません。
それぞれに得意なシチュエーションがあるのです。
2. 「発光合い(ひかりあい)」の決定的な違い
なぜ見え方が違うのか?それは光を生み出す仕組みが全く異なるからです。
電気ウキ:突き刺すような「点の光」
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仕組み: リチウム電池でLED(発光ダイオード)を点灯させる。
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光の特徴: 直線的で鋭い光。
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メリット: 暗闇を切り裂くように光るため、50m以上沖に投げてもウキの位置が明確に分かります。アタリがあった瞬間、鋭い光が海中に引き込まれる様は圧巻です。
ケミホタル:ぼんやり浮かぶ「面の発光」
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仕組み: スティックを折ることで内部の2つの液体が混ざり、化学反応で発光する。
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光の特徴: 柔らかく、全体がボワッと光る蛍光色。
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メリット: 目に優しく、長時間見つめていても疲れにくい。光が柔らかいため、魚に対して警戒心を与えにくいとも言われます(特に浅場)。
3. 徹底比較!メリット・デメリット表
初心者の方が選びやすいよう、性能を表で比較しました。
| 特徴 | 電気ウキ (LED) | ケミホタル (化学発光) |
| 明るさ | ◎ 非常に明るい | △ 時間と共に徐々に落ちる |
| 遠投性 | ◎ 遠くてもハッキリ見える | △ 遠くだと見失いやすい |
| コスト | △ 初期投資が高い (電池代も必要) | ◎ 本体が安く使い捨て |
| 重さ・感度 | △ 電池の分だけ重くなる | ◎ 非常に軽く、感度抜群 |
| 寿命 | ◎ 電池交換でずっと使える | × 1回使い切り (数時間) |
| おすすめの釣り | タチウオ、カゴ釣り、投げサビキ | フカセ釣り、探り釣り、足元のサビキ |
4. あなたはどっち?失敗しない選び方
「電気ウキ」を選ぶべき人・シーン
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少しでも沖(20m以上)を釣りたい人
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タチウオや大アジ狙い
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風が強く、海面が波立っている時(光が強いので見失わない)
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道具を長く大切に使いたい派
「ケミホタル」を選ぶべき人・シーン
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足元〜ちょい投げ(10m以内)が中心の人
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繊細なアタリを取りたい人(軽いので魚が違和感を感じにくい)
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昼間のウキ釣りの延長で、夕マズメだけ少し夜釣りをしたい人(普通のウキにチューブで装着できる)
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初期費用を抑えたい派
5. 意外な裏技:ケミホタルの「カラー」活用術
電気ウキは「赤」か「緑」が主流ですが、ケミホタルにはイエロー、レッド、ピンク、ブルーなど多彩なカラーがあります。
これを利用して、**「隣の釣り人と色を変える」**のが賢い使い方。
混雑した釣り場では、自分のウキがどれか分からなくなりがちですが、あえて珍しい色の
ケミホタルを使うことで、トラブルを回避できます。
まとめ:最初は「ケミホタル」から始めてみよう
もしあなたが、「これから初めて夜釣りに行く」という段階なら、まずは手持ちのウキに装着
できる**ケミホタル(サイズに注意!)**を買っていくのが手軽でおすすめです。
そして、「もっと遠くへ投げたい」「もっと明るい光が見たい」と感じたら、その時こそ電気ウキの出番。
あの海中に消し込む鮮烈なLEDの光を見たら、もう夜釣りの虜(とりこ)になること間違いありません。

