冬の南紀で釣れる「尺アジ(30cm級)」は、脂乗りも良く刺身・炙り・なめろうなどで絶品。
しかし、釣った後の冷却処理を誤ると、せっかくの高級魚も台無しに。
この記事では、真水氷がNGな理由と、海水氷による瞬殺冷却のメリットを徹底解説します。
❌ 真水氷がNGな理由
- 浸透圧の違いで身が崩れる:真水は魚体の塩分濃度と異なるため、細胞が膨張・破裂しやすく、ドリップ(旨味成分)が流出。
- 体色変化・目の濁り:真水氷で冷却すると、アジの美しい銀色がくすみ、目も白濁しやすい。
- 冷却スピードが遅い:融点が0℃の真水氷では、魚の芯温が下がるまで時間がかかり、鮮度劣化が進行。
✅ 海水氷で瞬殺冷却するメリット
| 項目 | 海水氷 | 真水氷 |
|---|---|---|
| 含有塩分 | 約3.5%(海水由来) | 0%(純水) |
| 融点 | 約-2.0℃ | 0.0℃ |
| 冷却スピード | ◎(速い) | △(やや遅い) |
| 魚へのダメージ | ◎(少ない) | ×(浸透圧でダメージ) |
| 鮮度維持率 | 高い(ドリップ少) | 低い(旨味流出) |
- 海水氷は魚体を包み込むように冷却し、瞬時に芯温を下げることで細菌繁殖を抑制。
- シャーベット状の海水氷なら、魚体へのダメージも少なく、持ち帰り後の食味も抜群。
🧊 海水氷の作り方(現場で簡単)
- クーラーボックスに海水を入れる(釣り場の海水でOK)
- 砕いた氷をたっぷり投入
- 塩分濃度が保たれた冷却液が完成(-2℃前後)
※氷が溶けすぎると塩分濃度が下がるので、適宜追加を。

