ヒラソウダとマルソウダは、どちらもソウダガツオ類に属し、外見もよく似ていることから釣り人の間でも判別が難しいと言われます。
しかし、釣り現場で正しく見分けることができれば、食味面や保存方法、釣果後の扱いに大きく差が出るため、知っておく価値は非常に高いと言えます。
まず最も大きな違いは「体型」と「模様の形状」です。
ヒラソウダは名前の通り、やや平たい体型を持ち、胴体側面の模様が波打つように入り、特徴的なラインが見られます。
一方、マルソウダは丸みのある体型で、模様は比較的まっすぐに流れる傾向があります。
釣った際に横から見ただけでは区別がつかない場合もありますが、手で触れてみるとヒラソウダは若干扁平気味で、マルソウダは丸みが強く感じられます。
この差は断面を比較するとより明確にわかり、ヒラソウダは楕円状、マルソウダは丸型に近くなります。
食味の違いも重要です。
ヒラソウダは脂のりが良く、鮮度が高ければ刺身やタタキとして非常に美味しく食べられることで知られています。
一方、マルソウダは血合いが強く、傷みが早いため、釣れたらすぐに締めて冷やすことが基本となります。
特に夏場や水温が高い季節では、真水氷ではなく海水氷による冷却が推奨されます。
海水氷は浸透圧の差が少なく、魚の細胞を破壊しないため、鮮度維持に大きく貢献します。
釣太郎ではこの海水氷を1キロ200円・3キロ400円(※税込)で販売しており、ソウダガツオ類は特に早い処理が必要な魚種であるため、現地での購入をおすすめします。
ヒラソウダは回遊性が強く、複数匹同時に群れで入ることも多いため、釣れ始めると連続ヒットすることがあります。
マルソウダは沿岸寄りに回りやすく、堤防や地磯でも釣果が期待できる魚です。
また、釣り人の間では「ヒラは刺身向き」「マルはフライ・煮付けも可だが即処理必須」という認識が一般的です。
ヒラソウダは鮮度が落ちにくい傾向がある一方、マルソウダは死後硬直も早く、血抜きや内臓処理を怠ると臭みが強くなることから、冷却方法が味を左右すると言っても過言ではありません。
両種を現場で判断する際は
・体型(平たいか丸いか)
・模様(波打つかまっすぐか)
・胸ビレ後部の形
・手で触った厚み
をチェックすることで、高確率で見分けが可能です。
釣果情報やプロ釣り師の間でも、ヒラソウダの方が価値が高く扱われることが多く、特に飲食店で使われることもあります。
一方、マルソウダは餌用として扱われるケースもありますが、適切に処理すれば十分に食材としても活用できます。
刺身にするならヒラソウダ。
節やフライにするならマルソウダ。
このように使い分けると料理面でも無駄がなくなります。
特に釣り初心者やファミリー層が多い堤防釣りでは、マルソウダが多く釣れることもあるため、釣ったその場で海水氷に入れることで、臭みを抑えた美味しい調理が可能になります。
今後ソウダガツオ類を狙う際には、種類の識別と合わせて「処理の速さ」と「冷却方法」に意識を向けることで、釣果価値は大きく向上するでしょう。

