円錐ウキの「2B」はBの2倍ではない なぜ2Bという規格が生まれたのか?誰が決めたのか?

最初に
円錐ウキの浮力表示は
B → 2B → 3B
という順番で大きくなるように見えますが
「2B=Bの2倍の浮力」という意味ではありません。
実際にはメーカー間でバラつきがあり
1つの統一規格は存在していません。

では
なぜこの“2B”という表記が生まれ
誰が決めたのか
歴史的な背景をわかりやすく解説します。

2Bは「統一規格」ではなく“釣り人がわかりやすいように”生まれた目安表示

・円錐ウキの浮力は
本来、ニュートン(力)やグラム(重さ)などで厳密に測れる。

・しかし
グレ釣り・フカセ釣りでは
「どれくらい沈められるのか?」が感覚的に伝わる方が実用的。

・そのため
昔のウキ職人・メーカーが
「G2 → B → 2B → 3B」と
段階表記にして“強さの順番”をわかりやすくした。

つまり
2Bは“カテゴリー名”であって
数学的に「Bの2倍」ではない。

誰が“2B”を決めたのか?

・結論
特定の一社や一人が決めたわけではない。

・背景
磯釣りブーム(昭和後期~平成初期)
ウキ職人やメーカー(釣研、松田ウキ系統、ヒロキュー、キザクラなど)が
それぞれ独自に開発していた。

・その当時
統一規格がないまま
「Bよりちょっと強い浮力をどう表記する?」
という問題が発生。

・その際
鉛オモリの規格でよく使われていた「号数のステップ」を参考に
B → その次 → さらに次
と段階的に表記する必要が生まれる。

・そこで
“とりあえず分かりやすい”
“数字を付けてランクを示す”
という理由から
2B・3Bなどの表記が自然発生。

釣り業界では
これがそのまま広がり
現在の「G2 → B → 2B → 3B」体系が定着した。

つまり
2Bは「誰かが統一した公式規格」ではなく
メーカーと釣り人の中で自然と生まれた“慣習表示”なのです。

なぜ「2B=Bの2倍」ではないのに、そのまま使われ続けるのか?

・釣り人が理解しやすい。
・経験値で扱える。
・各メーカーが大きく外れた浮力設定をしない。
・実釣上、目安として困らない。

たとえば
Bオモリで少し沈む。またはギリギリ沈まない。

なら
2Bを使えば
「もう一段階押し込める」
という“実釣的判断”ができる。

この“階段のような表記”がとても便利で
長年そのまま受け継がれている。

メーカー間で浮力差が出る理由

・ウキ本体の素材(発泡樹脂の比重差)
・塗装の厚み
・穴径
・内部のバランスウェイト量
・職人技術のバラつき

これらで浮力が微妙に変わる。

そのため
同じ2Bでもメーカーが違えば沈み方が違う
という現象が起きる。

しかし
釣り現場では
「2BはBより強い」
という理解だけで充分なので
問題にならないまま現在に至っている。

まとめ

・2Bは“Bの2倍”という意味ではない。
・歴史的にはウキ職人やメーカーが自然に使い始めた“慣習表示”。
・規格の統一はなく
メーカーごとの実測浮力は微妙に異なる。
・しかし実釣上の「段階表記」として非常に便利なため
現代まで受け継がれている。

フカセ釣り初心者の方は
「2Bは“Bの次のランク”」
この理解だけでOKです。

より深く知りたい場合は
同じメーカーでウキを揃えると
浮力バランスを把握しやすく
釣りが一気に楽になります。

円錐ウキ2Bは“Bの2倍”という意味ではない。歴史的にはウキ職人やメーカーが自然に使い始めた“慣習表示”。フカセ釣知識。釣太郎

タイトルとURLをコピーしました