【釣果直結】アオリイカ釣りで「棚(タナ)合わせ」が最重要である本当の理由。

アオリイカ釣り、特にエギングにおいて、こんな経験はありませんか?

  • 「隣の人は釣れているのに、自分だけ全くアタらない…」
  • 「一等地で投げているはずなのに、釣果が伸びない…」
  • 「一生懸命シャクっているのに、反応が皆無…」

その原因、もしかすると「棚(タナ)」が合っていないからかもしれません。

アオリイカ釣りでは、飛距離やエギの色、シャクり方よりも、**「イカがいる水深(棚)にエギを通すこと」**が何よりも重要です。

なぜそこまで「棚」が最重要なのでしょうか?

この記事では、その明確な理由と、釣果を劇的に変える「棚合わせ」の基本について徹底解説します。


アオリイカ釣りにおける「棚(タナ)」とは?

まず、「棚」とは何でしょうか。 これはシンプルに「魚(この場合はアオリイカ)が泳いでいる

層(水深)」を指します。

海は表層・中層・底層(ボトム)と分かれていますが、アオリイカは一日中、海の全層を無秩序に

泳ぎ回っているわけではありません。

彼らは、ベイト(餌)の状況、潮の流れ、水温、日照、海底の地形など、様々な要因によって

最も居心地の良い水深に集まっています

その「イカのストライクゾーン」こそが「棚」であり、アオリイカ釣りとは、その棚を見つけ出し、

いかに効率よくエギを通過させるかのゲームなのです。


なぜ「棚合わせ」が最重要なのか?3つの決定的理由

「高いエギを使えば釣れる」「派手なアクションをすれば良い」と思われがちですが、それらは全て「棚」が合っていて初めて意味を持ちます。

理由1:アオリイカは「視界に入らなければ」エギを抱かない

アオリイカは、非常に目が良い「視覚型」のハンターです。 しかし、彼らも万能ではありません。

イカの視界から外れた「上」や「下」をエギが通過しても、彼らはその存在に気づくことすらできません。

例えば、アオリイカが水深15mの底付近にいるのに、水深5mの表層だけをシャクっていても、

イカにとっては「空を鳥が飛んでいる」のと同じで、捕食対象として認識されないのです。

「そこにイカはいない」のではなく、「イカにエギを見せられていない」だけ。これが釣れない最大の原因です。

理由2:アオリイカは「フォール中」にヒットが集中する

エギングを経験した方ならご存知の通り、アオリイカのアタリは、シャクった直後ではなく、**シャクった後の「フォール(沈下)中」**に集中します。

イカは、ヒラヒラと弱って沈んでいく小魚やエビを模したエギの動きに、捕食スイッチが入ります。

ここで「棚」が重要になります。

  • 棚が合っていない(浅すぎる)場合 シャクってエギを沈ませても、イカがいる層まで届く前に再びシャクってしまうため、イカの目の前で「魅惑のフォール」を演出できません。
  • 棚が合っている場合 イカがいる層で、あるいはその少し上からフォールを開始できるため、イカの視界のど真ん中で最も美味しそうな動き(フォール)を見せつけることができます。

理由3:大半の時間は「底(ボトム)」付近に潜んでいる

アオリイカ、特に日中の良型は、外敵から身を守るため、またベイトを待ち伏せするために、**海底の障害物(藻場、岩、カケアガリ)**の近くに潜んでいることが非常に多いです。

つまり、**アオリイカの「棚」=「ボトム(底)付近」**であることが、釣りの大半を占めます。

初心者が釣れない典型的なパターンは、「根掛かり(エギが底に引っかかること)」を恐れるあまり、エギを底まで沈めず、常に中層~表層だけを探ってしまうことです。

イカが水深20mの底にいるのに、水深10mでエギを操作していれば、釣れる可能性はゼロに近くなります。

「棚を合わせる」とは、多くの場合**「勇気を持って底まで沈める」**ことと同義なのです。


実践!釣果を出すための「棚の探し方」

では、どうやってその「棚」を見つけるのでしょうか。基本は「底から探る」ことです。

STEP 1:基本中の基本「底取り(そこどり)」

エギングにおいて最も重要なテクニックが「底取り」です。

  1. エギをキャスト(投げる)します。
  2. リールのベール(糸を出す部分)を開けたまま、ライン(糸)をフリーにしてエギを沈ませます。
  3. エギが海底に着くと、出ていくラインがフッと止まります。(または、張っていたラインがフケます)
  4. これが「底(ボトム)に着いた」合図です。

まずはこの「底取り」を完璧にマスターすることが、棚攻略の第一歩です。

(※風が強い日や流れが速い日は難易度が上がりますが、ラインの動きを集中して見ましょう)

STEP 2:「底取り」からのカウントダウン

底取りができるようになったら、次は「底から探る」段階です。

  1. キャスト後、エギが着水してから底に着くまでの**「秒数」**を数えます。(例:25秒)
  2. これで「この場所の水深は、約25秒」という基準ができます。
  3. 次は、25秒待つのではなく、20秒沈めてからシャクり始めます。
  4. これで「底から少し上(ボトムスレスレ)」の、最も釣れる可能性が高い棚を効率よく探ることができます。

STEP 3:中層・表層の探し方(イカが浮いている時)

夜間や朝夕マズメ、または潮が良く効いてイカの活性が高い時は、ベイトを追って中層や表層まで浮いてくることがあります。

底付近で反応がない場合は、カウントダウンの秒数を減らしていきます。

  • 1投目:20秒沈める(底付近)
  • 2投目:15秒沈める(中層)
  • 3投目:10秒沈める(表層付近)

このように、着水からの秒数を変えて「ヒットする水深(秒数)」を探し出すのが、棚合わせのテクニックです。

一度アタリがあれば、その「秒数」を重点的に攻めることで、連続ヒットにつながります。


まとめ

アオリイカ釣りで「棚合わせ」が最重要な理由は、**「イカの視界(ストライクゾーン)で、

最もアピールする動き(フォール)を見せるため」**です。

どれだけ高価なエギを使っても、イカのいない水深を攻めていては釣れません。

まずは「底取り」を覚え、イカが潜むボトム付近から確実に探ることを意識してみてください。

「なんとなく投げてシャクる」釣りを卒業し、「棚を意識した」釣りへステップアップすることが、

アオリイカの釣果アップへの一番の近道です

 

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