夜釣りで光を嫌う魚・好む魚の違い

最初に

夜釣りでよく聞く話。
「ライトを点けると魚が逃げる」──本当でしょうか?

実は魚の種類によって、「光に寄る魚」と「光を避ける魚」がはっきり分かれています。
この記事では、その違いをわかりやすく解説します。

H2:魚の目は人間よりも敏感

魚の目は、人間よりも光を感じ取る力が強いものが多いです。
特に夜行性の魚は、わずかな明かりでも目が眩んでしまうほど。

理由は、目の中にある「視細胞」の種類にあります。

  • 錐体細胞(すいたいさいぼう):明るい場所で色を識別する。

  • 桿体細胞(かんたいさいぼう):暗い場所で光を感じる。

夜行性の魚は桿体細胞が多く、ほんの少しの光でも強く反応します。


H2:光を嫌う魚(逃げるタイプ)

以下の魚は光を嫌い、ライトを当てると一気に離れてしまう傾向があります。

魚種 特徴・理由
チヌ(クロダイ) 神経質で、わずかな光にも反応。夜釣りではライト厳禁。
グレ(メジナ) 警戒心が強く、光を見るとすぐに隠れる。
アオリイカ 光そのものより「動く光」を嫌う。照らす方向に注意。
カサゴ・ハタ類 近くで強い光を当てると巣穴に戻ってしまう。
コロダイ 光に敏感で、光源近くでは食いが落ちる。

これらの魚は「物陰に隠れて獲物を狙うタイプ」が多く、
明るい環境では捕食行動を控える傾向があります。


H2:光を好む魚(寄ってくるタイプ)

一方で、光を好んで集まってくる魚もいます。

魚種 特徴・理由
アジ プランクトンや小魚が光に集まるため、一緒に寄ってくる。
イワシ 光を海面反射と誤認して集まる性質あり。
サバ 光によってプランクトンが集まり、結果的に寄ってくる。
タチウオ 光に反応してエサを追う。夜釣りでライト点灯が有効。
小イカ類(ヤリイカなど) 光を獲物や仲間の発光と勘違いして寄ってくる。

これらは「回遊型」の魚で、目が光に慣れており、
光を“エサのチャンス”と判断するタイプです。


H2:光の色による違い

実は魚は**光の色(波長)**にも敏感です。

光の色 特徴・反応例
白色 強すぎるため、逃げる魚が多い。警戒色。
青色 水中で遠くまで届くため、集魚効果が高い。
緑色 プランクトンが集まりやすく、アジ・イワシに効果的。
赤色 水中で減衰しやすく、魚にはほとんど見えない。照明向き。

アオリイカ釣りでは「赤系ライト」や「緑系ライト」が好まれますが、
これは魚(イカ)側から見て“自然な光”に感じるからです。


H2:ライトの強さも重要

強すぎる光は、どんな魚にもマイナス。
理想は「足元だけをやわらかく照らす」程度です。

  • 集魚灯を使う場合:水面を間接的に照らす

  • 足元ライト:海面へ直接照らさない

  • ヘッドライト:水平照射を避け、足元中心に

夜釣りでは「人間が見える程度」の明るさが最適です。


H2:実践!魚を逃がさない照明テクニック

釣果を落とさないために、次の3つを守りましょう。

  1. 照らす方向を意識
     → 海面ではなく、後方や足元。

  2. 点けっぱなしにしない
     → 必要な時だけ短時間点灯。

  3. 照明を赤系・暖色系に
     → 魚が驚きにくく、虫も寄りにくい。


H2:まとめ

光を「嫌う魚」と「好む魚」の違いは、
生態・行動パターン・目の構造にあります。

・チヌ・グレ・アオリイカは光を避ける
・アジ・イワシ・タチウオは光を好む
・白色ライトはNG、赤系や緑系は有効

夜釣りでは、**“照らすより隠す”**が基本。
静かで控えめな明かりこそ、最高の釣果を呼び込みます。


🧭要約(旧CTA)

夜釣りでライトを使うときは、魚の性質を見極めること。
光を嫌う魚には間接照明、光を好む魚には集魚灯。
夜の海は「光のコントロール」が勝負の鍵。

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