定番カサゴ(ガシラ)のおいしい食べ方

● 1. 煮付け(定番の和食)

ガシラの食べ方で最も人気なのが煮付けです。
頭や骨からも旨味が出るため、丸ごと煮るのがおすすめ。
味付けは「醤油・みりん・砂糖・酒」を同量ずつでシンプルに。
煮汁を軽く煮詰めてから魚を入れ、落とし蓋をして10分前後煮ると身がふっくら仕上がります。

ポイント:
・新鮮なガシラなら鱗と内臓だけ取り、皮は残す。
・冷めても美味しいので、作り置きにも◎。


● 2. 唐揚げ(骨まで食べられる)

小型のガシラは唐揚げにすると絶品です。
下処理をしたあと、軽く塩をふって片栗粉をまぶし、180℃の油でカリッと二度揚げ。
骨までパリパリ食べられ、子どもにも人気です。
レモンやすだちを絞ると、上品な旨味が引き立ちます。


● 3. 味噌汁・潮汁(釣り人の定番)

ガシラのあら(頭・骨)を使うと、驚くほど濃厚なダシが取れます。
湯通しして臭みを取った後、昆布出汁で煮込み、味噌を溶かすだけ。
身を軽くほぐしてご飯にかけても美味。

潮汁にする場合:
塩だけで仕上げ、ネギや三つ葉を添えると料亭のような味になります。


● 4. 塩焼き

中型以上のガシラなら塩焼きもおすすめ。
皮が香ばしく、身の締まりがしっかりしています。
塩を振って10分ほど置き、余分な水分を拭き取ってから焼くと、ふっくらと仕上がります。


● 5. 刺身(新鮮なもの限定)

釣りたてであれば刺身でも楽しめます。
透明感のある白身で、コリコリした食感が魅力。
寝かせると旨味が増すタイプなので、冷蔵で1日置いてから食べるのもおすすめです。

相性の良い薬味:
ポン酢+もみじおろし、生姜醤油、柚子胡椒など。


● 6. 酒蒸し・アクアパッツァ風

洋風にするなら、白ワインや日本酒で蒸しても絶品。
トマト・オリーブ・ニンニクを加えてアクアパッツァ風にすれば、見た目も華やか。
煮崩れにくく、旨味がスープに溶け出します。


● まとめ

・煮付け:定番で失敗なし
・唐揚げ:小型を丸ごと
・味噌汁:ダシが絶品
・塩焼き:中型以上向け
・刺身:新鮮な釣りたて限定
・酒蒸し:洋風にも合う万能魚

ガシラは「捨てる部位がない魚」とも言われるほど無駄がなく、釣り人にも人気の高級魚です。
一匹まるごと調理して、骨から出る旨味まで余すことなく味わいましょう。

タイトルとURLをコピーしました