【エギング釣果UP】アオリイカはなぜ7割も海底付近にいるのか?その3つの理由と「釣れる攻め方」を徹底解説

エギングをしていて、「アオリイカがどこにいるか分からない」

「中層を攻めているのに全くアタらない…」と悩んだことはありませんか?

それもそのはず、アオリイカは「1日の約7割の時間を海底付近(ボトム)で過ごす」と言われています。

なぜ彼らはそんなに底にいるのでしょうか?

この記事では、アオリイカが海底付近にいる3つの本能的な理由と、それを知っているアングラー

だけが実践できる「釣果直結の攻め方」を徹底解説します。

アオリイカが海底(ボトム)にいる3つの本能的理由

アオリイカが海底にいるのは、単なる偶然ではありません。

彼らの「捕食行動」と「防衛本能」に基づいた、生き残るための明確な戦略です。

1. 理由①:獲物を「待ち伏せ(アンブッシュ)」するため

これが最も大きな理由です。

アオリイカは、青物のように広範囲を高速で泳ぎ回ってベイト(小魚)を追いかけるハンターではありません。

彼らは、岩陰や海藻(藻場)に身を潜め、獲物が油断して自分のテリトリーに入ってくるのを待つ

「待ち伏せ型(アンブッシュ)の捕食者」**です。

  • アオリイカの視点(下から上) 海底にいるアオリイカは、常に「上」を見ています。 海面を背景にすると、上を泳ぐアジやイワシなどのベイトは「シルエット」としてクッキリと浮かび上がり、非常に見つけやすいのです。
  • ベイトの視点(上から下) 逆に、ベイトフィッシュ(小魚)が「下」を見ても、海底の岩や海藻に同化したアオリイカを見つけるのは困難です。

アオリイカは、この圧倒的な「視覚的アドバンテージ」を活かすため、最も獲物を発見しやすく、

かつ自分は見つからない「海底」を定位置にしているのです。

2. 理由②:身を守り、体力を温存するため(休息)

アオリイカは優秀なハンターであると同時に、青物やヒラメ、マゴチ、大型のハタ類など、

多くのフィッシュイーターにとって格好の獲物でもあります。

  • 隠れ家としての海底 開けた中層をフワフワと漂うことは、上空の鳥や大型魚から「どうぞ食べてください」と言っているようなもの。 海底の岩や海藻の物陰は、外敵から身を隠すための完璧な「シェルター」となります。
  • 流れを避ける(体力温存) また、潮が効いている場所では、海底付近は最も流れが緩やかになります。 常に泳ぎ回る必要がないアオリイカは、流れの緩いボトムでじっと体力を温存し、獲物が通る「時合い」を待っています。

3. 理由③:産卵床(海藻)を守るため(※春)

春の産卵シーズン(3月〜6月頃)になると、この傾向はさらに強くなります。

アオリイカは、海底に生えているホンダワラなどの海藻に卵を産み付けます。

メスが産卵する場所の周辺では、オスが他のオスを追い払ったり、メスを守ったりするために、

産卵床(さんらんしょう)である海底の藻場付近に強く執着します。

これが、春の大型アオリイカが特定の藻場周辺の「ボトム」で釣れる大きな理由です。

「残りの3割」はいつ浮いているのか?

もちろん、アオリイカが常に底に張り付いているわけではありません。

彼らが海底を離れ、中層や表層まで浮いてくる(=釣りやすくなる)タイミングがあります。

  1. 高活性な「フィーディングタイム」 朝マズメ・夕マズメ。ベイトの群れが接岸してきて、アオリイカの捕食スイッチが全開になった時。 この時は、海底で待つよりも積極的にベイトを追いかけ、中層まで浮いてきます。
  2. 潮が大きく動くタイミング 潮が動き出すと、プランクトンや小魚が動き出し、イカの活性も上がります。流れに乗って中層を回遊することもあります。
  3. 水温の変化 急激な水温低下(冷たい雨など)があると底に張り付きますが、逆に適水温で安定すると浮きやすくなります。

【釣果直結】明日から実践すべき「ボトム攻略」

アオリイカが7割を海底で過ごすという事実。

これは、エギングにおいて「釣れるアングラー」と「釣れないアングラー」を分ける決定的なポイントです。

釣れない人の攻め方

  • 根掛かりが怖い。
  • エギが海底に着く前にシャクり始めている。
  • 常に中層〜表層だけをフワフワと攻めている。
  • → 結果、アオリイカの「目の前」にエギを届けられていない。

釣れる人の攻め方

  • **「底取り(ボトムタッチ)」**を何よりも最優先する。
  • 戦略:
    1. キャスト後、ラインを張りながらエギを完全に海底まで沈める(着底させる)。
    2. 海底から2〜3回、大きくエギを跳ね上げる(シャクる)。
    3. ラインを張り(テンションフォール)、再びエギを海底まで沈める。
  • なぜ釣れるか? この「底からの跳ね上げ → 沈下(フォール)」という動きこそが、海底で獲物を待つアオリイカの目の前で起こる**「最も効果的なアピール」**だからです。 アオリイカは、跳ね上がったエギを発見し、逃げ惑って弱りながら沈んでいくエギ(=最高の獲物)に襲いかかります。 アタリの7〜8割が、この「フォール中」に集中するのはこのためです。

まとめ:アオリイカを制する者は「海底」を制す

アオリイカが海底付近にいるのは、「獲物を狩るため」「身を守るため」という生き物としての本能です。

彼らが7割もいる「海底」を攻めずに、残りの3割しかいない「中層」ばかりを狙っていては、釣果が遠のくのは当然かもしれません。

根掛かりを恐れず、勇気を持って「底取り」を徹底すること。 それが、アオリイカと出会うための一番の近道です。

 

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