季節で海の色が変わるのはなぜ?

海の色が季節によって変わるのは、光の反射だけでなく、水温・プランクトン・栄養塩・太陽光の角度などが複雑に関係しているためです。
以下で、季節ごとにわかりやすく解説します。


🌸 春:緑がかった海になる

春になると、海水温の上昇とともに栄養塩(窒素・リンなど)が増え、植物プランクトンが大量発生(春の植物プランクトンブルーム)します。
このプランクトンは緑色の「クロロフィル」を多く含んでいるため、海全体が緑っぽく濁って見える
のです。
特に内湾や港付近では顕著で、「春の緑の海」はプランクトンが活発に光合成している証拠です。


☀️ 夏:青く透き通る海に

夏は太陽の角度が高くなり、光が強く、青い波長の光だけが深くまで届くようになります。
同時に、海水表面が温まり、上下の水の入れ替わり(対流)が少なくなるため、栄養塩が減少し、プランクトンの数も少なくなります。
その結果、透明度が高くなり、**「青く澄んだ夏の海」になるのです。
和歌山でも黒潮の影響で特に
濃い青(コバルトブルー)**が見られます。


🍁 秋:少し白っぽく濁る海

秋は台風や北風の影響で海がかき混ぜられ、底層の栄養分が再び表層に浮上します。
そのため、再びプランクトンがやや増え、夏より少し白っぽく、または緑がかった海になります。
この頃の海は“命の循環期”で、魚の活性も高まります。


❄️ 冬:深く静かな青

冬は太陽光が弱まり、プランクトンの活動が低下します。
水が澄み、最も透明度が高くなる季節です。
また、冷たい水は密度が高く沈みやすいため、表面の海が非常にクリアになります。
晴れた日の冬の海が青黒く深い色をして見えるのはこのためです。


🔍 まとめ:海の色を決める要因

  • プランクトン量(多い→緑、少ない→青)

  • 太陽の角度と光の反射

  • 海流(黒潮・沿岸流)

  • 風・波・濁り(泥や砂の巻き上がり)

  • 気温・水温による対流の強弱


季節ごとの色の変化は、海の“呼吸”のようなものです。
青い夏の海も、緑の春の海も、どちらも自然のサイクルが正常に働いている証拠
釣り人にとっても、海の色を観察することで「今、海がどんな状態か」を読み取る重要なヒントになります。

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