石鯛は「通り道」がある魚として有名
磯釣り師の間では、石鯛が決まったルートを通って回遊する「通り道」を持つことで知られています。
潮の流れや地形に沿って、特定の時間帯に同じ場所を通る傾向があるため、待ち伏せ型の釣りが成立するのです。
では、アオリイカにも同様の「通り道」は存在するのでしょうか?
アオリイカの回遊は「通り道」よりも「条件依存型」
アオリイカは石鯛のような明確な通り道を持つというより、潮流・水温・ベイトの動き・
地形の変化に応じて柔軟に回遊する傾向があります。
✅ 通り道的な動きが見られる条件
- 藻場から駆け上がりへのルート:産卵期には藻場を目指して浅場へ移動するルートが定着することがある
- 黒潮の接岸ルート:南紀では黒潮の流れに乗って、一定の回遊パターンが見られる
- ベイトの接岸ルート:キビナゴやアジなどのベイトが接岸するタイミングに合わせて、イカも同じルートを辿ることがある
南紀地方での「回遊ルート」観察ポイント
| 地形 | 回遊傾向 |
|---|---|
| 駆け上がり | 潮の変化に応じて上下する動きが見られる |
| 藻場 | 産卵期に定期的に訪れるルートが形成される |
| 潮目 | ベイトが溜まりやすく、イカの通過頻度が高い |
石鯛との違い:待ち伏せ vs 誘い出し
- 石鯛:通り道を狙って待つ釣り方が有効
- アオリイカ:潮やベイトの動きを読んで、積極的にポイントを移動する釣り方が有効
まとめ:アオリイカの「通り道」は、条件次第で見えてくる
アオリイカは石鯛ほど明確な通り道を持ちませんが、地形・潮流・ベイトの動きに応じた
“条件付きの回遊ルート”は確かに存在します。
南紀のような地形変化に富んだエリアでは、通り道的な動きを観察しやすく、
釣果アップにつながるヒントが得られます。


