それでは石鯛は?
イシダイ(石鯛)の産卵場所は、以下のような特徴があります。
釣り人にとっても知っておくと釣期やポイント選びに役立つ内容なので、詳しく整理します。
産卵海域の特徴
・沿岸の岩礁帯や磯場の周辺
イシダイは砂泥底ではなく、岩礁・ゴロタ石・磯根などの硬い海底を好みます。
産卵期には普段よりやや深めの沖磯や沿岸の岩礁域(水深10〜30m前後)へ接近し、
岩陰や海藻の多い場所で産卵します。
・潮通しが良く、外洋水が当たる場所
黒潮や親潮など、栄養豊富で水温変化が少ない外洋系の海域が好条件。
特に潮の当たる岬先端・沖磯・小島周りが典型的な産卵場になります。
代表的な産卵場(日本周辺)
・伊豆諸島・房総半島南端
・紀伊半島~四国沿岸(特に高知・徳島沖磯)
・九州西岸(五島列島、天草、男女群島)
・沖縄・奄美など南西諸島
これらは黒潮系暖流が直接当たる地域で、
水温20〜23℃前後の初夏に安定しやすいのが特徴です。
産卵期
・本州太平洋側:5月~7月
・九州南部~沖縄:4月~6月
地域によって差はありますが、黒潮域では春から初夏にかけてピークを迎えます。
産卵が終わると親魚はやや深場に戻り、磯際ではエサを荒食いする「乗っ込み後」の荒食い時期が訪れます。
産卵行動
・イシダイはペアや小群で行動し、岩礁の割れ目や窪みに卵を産み付けます。
・卵は粘着性があり、岩や海藻に付着して発生します。
・1尾のメスが一度に数万〜数十万粒を産卵するといわれます。
まとめ
イシダイは黒潮暖流沿いの岩礁帯を主な産卵場とし、
5〜7月を中心に水深10〜30mの磯根や沖磯で産卵します。
潮通しの良い岩礁やゴロタ場が狙い目で、
産卵後は荒食いのチャンスが増えるため、磯釣りではこの時期が一番熱いターゲットとなります。


