カマスは堤防釣りでも人気ターゲットですが、釣れるタイミングの激しさに驚かされることが多い魚です。
さっきまで入れ食いだったのに、突然アタリが消える――。
なぜこれほどまでに「時合い」の差が極端なのでしょうか。
本記事では、カマス特有の習性や環境要因を交え、そのメカニズムを詳しく解説します。
カマス釣りの時合いが激しい3大要因
1. 群れの移動速度が極端に早い
・カマスは回遊性の強い魚で、時速3〜5km以上で群れ全体が移動します。
・小魚を追いながら堤防や湾内に突入し、一気にエサを捕食したら数分で去ってしまうことも。
・特に朝夕のマヅメ時は小魚の群れが岸近くに寄るため、カマスも一気に接岸します。
2. 光量と水温による捕食スイッチ
・カマスは光の変化に敏感で、日の出前後や日没直後など、急に明暗が変わるタイミングで捕食スイッチが入ります。
・水温が適正(20〜25℃)の時期は特に行動が活発化し、時合いが長くなる傾向があります。
・逆に水温変化が急な場合は、活性が短時間で終わるケースが多くなります。
3. ベイト(小魚)の密度変化
・カマスはカタクチイワシやキビナゴなどの群れを追いかけます。
・ベイトが一斉に移動すると、カマスの群れも同時に移動するため、釣り場全体でアタリが同時に止まることがあります。
・湾奥にベイトが滞留している日は時合いが長引き、わずか10分で終わる日との差が生まれます。
時合いが「長い日」と「短い日」の違い
長い時合いの条件
・ベイトが港内に滞留
・風が弱く、潮が緩やか
・朝夕に加え曇天など日中でも光量が安定
短い時合いの条件
・ベイトが散発的で移動が早い
・潮が速く、風が強い
・晴天で光の変化が急
これらが重なると、わずか10分足らずで爆釣から無反応へ一気に切り替わります。
釣果アップのための実践ポイント
仕掛けと準備
・ルアーはメタルジグや小型ミノーを中心に、遠投性のあるものを複数用意。
・群れが現れた瞬間に素早く投入できるよう、予備タックルもスタンバイ。
ポイント選び
・港の出入り口や潮が集まる角が狙い目。
・堤防の先端だけでなく、潮がぶつかる曲がり角も要チェック。
タイミングの見極め
・マヅメ時に加え、風向きや潮の変化をアプリや釣果情報で事前確認。
・「1匹目が釣れたら群れは近くにいる」サインとして即集中。
まとめ
カマスは群れで行動し、潮や光量、ベイトの動きに応じて一気に接岸・離岸します。
このため、時合いが長く続く日もあれば、10分で終わるほど短い日もあるのです。
「釣れだした瞬間が勝負」という意識を持ち、仕掛けの準備やポイント選びを怠らないことが爆釣への近道です。


