アオリイカといえば「エビ好き」「アジを抱く」というイメージが強いですが、
実は新子(幼体)の時期にはカニを好んで食べていることをご存じでしょうか。
釣り人の間でもあまり知られていないこの習性は、秋の新子釣りシーズンの戦略にも大きく影響します。
今回は、アオリイカ新子とカニの関係について詳しく解説します。
新子アオリイカとは?
・アオリイカの新子とは、春から初夏にかけて産まれた卵が孵化し、夏から秋に見られる幼体のこと。
・体重100g前後から500g程度までの個体が多く、群れで漁港や浅瀬に集まります。
・成長途中のため捕食対象は小型の生物が中心で、効率よく捕まえられる獲物を選びます。
新子がカニを好む理由
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動きが遅く捕まえやすい
カニは横歩きで素早そうに見えますが、小型の種類は岩場に張り付いて動きが緩慢です。
アオリイカの新子でも容易に抱きつけるため、格好のターゲットになります。 -
栄養価が高い
甲殻類はタンパク質やカルシウムを多く含み、成長期の新子にとって理想的なエサ。
成体のように大型のアジを丸ごと食べる力がまだない新子にとって、カニは効率の良い栄養源です。 -
環境に多く生息している
秋の漁港や磯場には、小型のイソガニやショウジンガニが豊富に生息しています。
新子が群れで集まる場所とカニの生息環境が一致するため、自然と捕食の対象になります。
釣りに活かせるポイント
・新子シーズンに「カニカラー」のエギを使うと釣果が上がるケースがあります。
・特に茶色や赤茶のエギはカニをイメージさせ、抱きつきやすい。
・また、活きエサで釣る場合でも、アジだけでなく小型のカニを使うと意外な釣果につながることも。
成長とともにエサが変化
・新子時代は「カニ」や「小型エビ」がメイン。
・中型に育つと「小魚(アジ・イワシ)」を多く捕食。
・大型成体では「アジ」や「キビナゴ」などを積極的に狙うようになります。
このようにアオリイカは成長に応じて食性を変化させていくのが特徴です。
まとめ
アオリイカは成体になるとアジやエビを好んで捕食することで有名ですが、実は新子の時期には小型のカニをよく食べています。
この事実を知っておけば、秋の新子釣りでは「カニを意識した戦略」が有効になるでしょう。
釣果を伸ばすには、魚だけでなく「カニ」という視点を取り入れることが大切です。
次回の釣行では、ぜひカニを意識したエギや仕掛けを試してみてください。


