夜釣りや船釣りの定番ターゲットである「タチウオ」。
銀色に光る細長い体は、他の魚とは一線を画す存在感を放ちます。
しかし「なぜあんなにシルバーに輝くのか?」
尾びれが見当たらないのはなぜ?」
と疑問に思ったことはありませんか?
この記事では、タチウオの体の秘密を科学的かつ釣り人目線でわかりやすく解説します。
タチウオがシルバーに輝く理由
・グアニン結晶による反射
タチウオの体表には「グアニン」という物質が多く含まれています。
これは真珠層にも含まれる結晶で、光を反射させることで体を銀色に輝かせます。
・カモフラージュ効果
海中では光を乱反射させ、敵からも獲物からも発見されにくい。
夜行性のタチウオにとっては、月明かりや常夜灯の下で獲物を奇襲するのに有効です。
・捕食補助
銀色の反射は小魚の群れの光と似ており、獲物を混乱させて捕食しやすくします。
タチウオに尾びれが無い理由
・進化の特殊化
タチウオは「スズキ目タチウオ科」に属し、細長いリボン状の体を持っています。
本来あるはずの尾びれは進化の過程で退化。
・推進力の代替構造
尾びれの代わりに、背びれと体全体をくねらせて泳ぐことで推進力を得ています。
細長い体を波打たせる「ウナギに似た推進方法」です。
・待ち伏せ型の生活に適応
タチウオは長距離を回遊するより、獲物を待ち伏せして一気に襲うスタイル。
俊敏な瞬発力があれば十分で、持久的な尾びれの推進力を必要としなかったのです。
釣り人目線でのヒント
・銀色の体は光に敏感なため、夜釣りではケミホタルや電気ウキが有効。
・尾びれが無い分、独特の「蛇のような泳ぎ」を意識したルアーアクションが効果的。
・フォール中にひったくるバイトが多いのも、タチウオの捕食スタイルと関係がある。
まとめ
タチウオのシルバーに輝く体は「グアニン結晶」の反射によるもの。
尾びれが無いのは「進化の適応」で、背びれと体全体を使って泳ぐからです。
釣り人にとっては、この特性を理解することで仕掛け選びや誘い方に大きなヒントとなります。


