「アジとサバ、尾びれの形は同じ」
こんな話を聞いたことはありますか?
実際に写真(ご提示いただいた画像)で見比べてみると、確かに二股に分かれた形がそっくりで、
パッと見では区別がつきません。
しかし、実はこの2つの魚には、誰でも一瞬で見分けられる決定的な違いがいくつかあるのです。
この記事では、
- なぜアジとサバの尾びれは似ているのか?
- 初心者でも間違えない、アジとサバの簡単な見分け方
- 味や旬、値段の違い
などを、豊富な写真とともに分かりやすく解説していきます。
この記事を読み終える頃には、あなたも「アジ・サバ見分けマスター」になっているはずです!
なぜ似てる?尾びれの形が教えてくれるアジとサバの共通点
まず、なぜアジとサバの尾びれはこんなにも形が似ているのでしょうか。
その答えは、彼らの生態に隠されています。
アジもサバも、広い海を常に泳ぎ続ける**「回遊魚」**です。彼らにとって、尾びれは長時間・高速で泳ぐための重要なエンジン。
画像のように、尾びれが深く二股に切れ込んだV字型の形状は**「二叉尾(にさび)」**と呼ばれ、
水の抵抗が少なく、力強く水をかくことができるため、高速で泳ぐ魚に共通する特徴なのです。
マグロやカツオ、ブリなども同じ形の尾びれを持っています。
つまり、「尾びれの形が同じ」というのは、彼らが海のスプリンターである証と言えるでしょう。
【決定版】アジとサバの見分け方!注目すべき3つのポイント
尾びれはそっくりでも、体の他の部分を見れば違いは一目瞭然です。特に重要な3つのポイントを覚えましょう。
ポイント①:【最重要】ギザギザの有無!「ゼイゴ」を確認せよ
アジとサバを見分ける上で、最も確実で分かりやすいのが「ゼイゴ」の有無です。
- アジ 体の側面、尾びれの付け根あたりに、硬くてトゲトゲしたギザギザの鱗があります。これが「ゼイゴ(稜鱗)」です。手で触ると明らかにザラザラしているので、すぐに分かります。
サバ サバの体にはゼイゴがなく、表面はツルッとしています。
**「体にギザギザがあればアジ、なければサバ」**と覚えましょう。これだけで99%見分けることができます。
ポイント②:背中の「模様」が全く違う!
次に分かりやすいのが、背中の模様です。
- アジ 背中にはっきりとした模様はなく、全体的に銀色〜青緑色をしています。種類によっては金色がかって見えることもあります。
- サバ 背中には**「サバ紋」と呼ばれる、特徴的な縞模様や斑点模様**がくっきりと入っています。この模様を見れば、遠目からでもサバだと判断できます。
ポイント③:体型と顔つきをチェック!
慣れてくると、全体のシルエットでも見分けられるようになります。
- 体型
- アジ:平べったい形(専門用語で「側扁」と言います)で、体高があります。
- サバ:丸みを帯びた流線形(紡錘形)をしています。
- 顔つき
- アジ:目が大きく、口は比較的小さめです。
- サバ:口が大きく、精悍な顔つきをしています。
味や旬はどう違う?アジとサバの食卓事情
見た目だけでなく、食材としての特徴も全く異なります。
まとめ:違いを知れば魚はもっと面白い!
最後に、アジとサバの見分け方をおさらいしましょう。
- 尾びれ:高速で泳ぐ回遊魚なので、形はそっくり!
- 決定的な違い①:アジには**「ゼイゴ」があり**、サバにはない。
- 決定的な違い②:アジには模様がなく、サバにはくっきりとした「サバ紋」がある。
- 決定的な違い③:アジは平べったく、サバは丸っこい。
特に**「ゼイゴの有無」**さえ覚えておけば、もう間違うことはありません。
スーパーの鮮魚コーナーや、釣り場で魚を見かけた際には、ぜひこの見分け方を試してみてください。
違いが分かると、魚の世界がもっと面白く、身近に感じられるはずです。


