
太刀魚(タチウオ)は、銀色に輝く美しい姿と、鋭い歯を持つことから釣り人に人気の魚です。
関西や和歌山では特に親しまれ、塩焼き・刺身・煮付けなどさまざまな料理で楽しまれます。
ここでは、定番の 太刀魚の塩焼き と、ちょっと珍しい 太刀魚のセゴシ(背越し) について、それぞれの味わいを詳しく紹介します。
① 太刀魚の塩焼きの味
上品な脂とホクホク感
太刀魚の身は柔らかく、脂がのると上品な甘みを持ちます。
塩焼きにすると、表面の皮がパリッと香ばしく焼け、身はふわっとした食感に仕上がります。
特に夏から秋にかけての太刀魚は脂がよくのっており、シンプルに塩だけで焼くと素材の旨味を最大限に味わえます。
ポイント
・焼く前に軽く塩を振り、30分ほど置くと余分な水分が抜けて旨味が凝縮。
・強火で表面を焼き、弱火でじっくり火を通すと皮目が香ばしく身はふんわり。
「ご飯が進む魚」と言われるのも納得の一品です。
② 太刀魚のセゴシ(背越し)の味
独特の食感と爽やかさ
「セゴシ」とは、骨ごとぶつ切りにして刺身や酢の物で食べる調理法です。
小型の太刀魚を使うことが多く、骨が柔らかいのでそのまま食べられます。
口に入れると、骨のコリコリ感と身の柔らかさが合わさり、普通の刺身では味わえない独特の食感。
太刀魚自体の上品な甘みと、爽やかな後味が特徴です。
合う調味料
・ポン酢でさっぱりと
・酢味噌で郷土料理風に
・わさび醤油でキリッと
ビールや冷酒との相性も抜群です。
③ 塩焼きとセゴシの違いをまとめると…
・塩焼き:皮は香ばしく、身はふわふわ。ご飯のおかずに最高。
・セゴシ:骨ごとの食感が楽しく、さっぱり爽快。酒の肴にぴったり。
同じ太刀魚でも、調理法によってここまで味の印象が変わります。
④ 釣り人の特権としての食べ方
市場に並ぶ太刀魚は大きめのサイズが多く、セゴシで食べられる小型サイズはあまり流通しません。
つまり「セゴシ」は、釣り人だからこそ楽しめる料理と言えるでしょう。
一方、塩焼きは家庭でも簡単に作れる定番で、太刀魚の美味しさを一番シンプルに引き出せる食べ方です。
まとめ
・太刀魚の塩焼きは、香ばしさとふんわり食感でご飯が進む
・太刀魚のセゴシは、骨ごとの食感と爽やかさで酒の肴に最適
・調理法の違いで、太刀魚の魅力が大きく変わる
・セゴシは釣り人ならではの特権的な食べ方
太刀魚を釣ったときは、ぜひ 塩焼きとセゴシの食べ比べ をしてみてください。
同じ魚とは思えない新しい発見があるはずです。

