アオリイカは釣り人にとって最も人気のあるターゲットの一つです。
「イカの王様」と呼ばれるほど繊細な動きと美味しさで知られていますが、その捕食や行動を支えているのが感覚器官の発達です。
アオリイカの感覚を数値化すると以下のように表現できます。
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視覚:60%
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嗅覚:15%
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聴覚:10%
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口内感覚:15%
この記事では、この割合がどのようにアオリイカの行動や釣り方に影響するのかを、科学的視点と釣り人目線で徹底解説します。
視覚60%:アオリイカ最大の武器
アオリイカは圧倒的に「目」で獲物を判断します。
その視力は人間以上とされ、数メートル先の小魚の動きも見逃しません。
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カラー認識:人間ほどではないが、光の強弱やコントラストでエサを見分ける。
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動体視力:0.1秒以下の触腕射出を支えるため、動く獲物に極めて敏感。
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釣りへの影響:エギングではカラーやシルエットが重要。夜釣りでは発光や濁りの影響を受けやすい。
嗅覚15%:匂いで違和感を探る
アオリイカには発達した嗅覚器官があり、水中に溶け込む微量の匂いを感知します。
ただし魚のように「匂いで追跡」するよりも、「最終チェック」で使う傾向が強いです。
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活きアジに反応しやすいのは、匂いと体液が広がるため。
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死んだエサや冷凍アジが不利になるのは、匂いの拡散が弱いから。
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匂い付きエギやアミノ酸スプレーが効果を発揮するのもこのため。
聴覚10%:音に敏感な理由
イカには「耳」が存在しませんが、側線のような「平衡胞」と呼ばれる器官で水中振動を感じ取ります。
これが「アオリイカは音に敏感」と言われる理由です。
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人間の会話程度の低周波振動にも反応することがある。
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磯や堤防での大きな物音は警戒を招きやすい。
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エギングで「シャクリ音」に反応するのも一因。
口内感覚15%:食感チェックの最終関門
アオリイカは捕食した獲物をいきなり飲み込まず、口内感覚で「食べられるか」を判断します。
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活きエサは噛んだ瞬間に筋肉の弾力が伝わり、捕食が継続されやすい。
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冷凍アジや人工ルアーでは、この段階で「偽物」と気づき、放すケースが多い。
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だからこそヤエン釣りでは「違和感なく針を掛ける技術」が重要。
まとめ:数値で分かるアオリイカ攻略のヒント
アオリイカの感覚割合を数値化すると、釣り方のポイントがより明確になります。
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視覚60% → カラー・動き・シルエットを重視
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嗅覚15% → 匂い付きエサや鮮度の良いアジが有効
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聴覚10% → 音や振動に注意。静かな釣り場が有利
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口内感覚15% → 違和感を与えない仕掛けやエサの質が決め手
つまり、アオリイカを釣るには「見せて、匂わせて、違和感なく食わせる」ことが最重要です。
釣り人はこのバランスを意識することで、釣果を大きく伸ばせるでしょう。


