釣り人や魚好きの間で非常に人気のある「ブリ」と「ヒラマサ」。
どちらも青物(あおもの)と呼ばれる大型回遊魚で、強烈な引きと食味の良さからターゲット
として全国的に狙われています。
しかし、この二種は外見がよく似ており、釣り上げた直後に「これブリかな?ヒラマサかな?」
と悩む人も多いのではないでしょうか。
実際、市場や飲食店のメニューでも誤表記されることがあるほど、識別が難しい魚です。
この記事では、釣り人でも一目で分かる「ブリとヒラマサの見分け方」を徹底解説します。
また、体型や顔つきの違いだけでなく、味わいや釣り方の違いまで掘り下げ専門記事としてまとめました。
1.ブリとヒラマサの基本情報
ブリとは
・スズキ目アジ科ブリ属に属する代表的な出世魚。
・成長段階に応じて呼び名が変わる「出世魚」として有名。
(例:ワカシ → イナダ → ワラサ → ブリ)
・冬の寒ブリは特に有名で、日本海側を中心にブランド化されている。
ヒラマサとは
・同じくアジ科ブリ属の回遊魚。
・成長しても呼び名は変わらず「ヒラマサ」。
・ブリに比べて漁獲量が少なく、市場では高級魚として扱われることが多い。
・夏から秋にかけて脂が乗るが、年間を通して引き締まった身質が特徴。
2.見分け方の決定版!6つのポイント
① 体型の違い
・ブリ:体高(縦の厚み)があり、全体的に丸みを帯びたずんぐり体型。
・ヒラマサ:体高が低く、横長でスマートなシルエット。
👉 ポイント:横から見て「丸っこい=ブリ」「スリム=ヒラマサ」と覚えると即判別可能。
② 顔つき・顎の違い
・ブリ:下あごがやや突き出ていて、顔全体に丸みがある。
・ヒラマサ:上下の顎の長さがほぼ同じで、顔つきがシャープ。
👉 ポイント:釣り上げたらまず口元を確認。「あごが出ている=ブリ」とシンプルに判断。
③ 黄色い縦帯の違い
・ブリ:体側に走る黄色いラインがややぼやけ気味で、尾びれの付け根で細くなる。
・ヒラマサ:鮮明でくっきりした黄色いラインが、尾びれまで一直線に走る。
👉 ポイント:黄色ラインの鮮明さは最重要チェックポイント。釣り場でも即判別できる。
④ 胸びれの位置
・ブリ:胸びれは短めで、腹びれより後ろに位置する。
・ヒラマサ:胸びれがやや長めで、腹びれとほぼ同じ位置にある。
👉 ポイント:横から見て胸びれと腹びれの位置関係を比べると一目瞭然。
⑤ 尾びれの形
・ブリ:尾びれの角がやや丸みを帯びている。
・ヒラマサ:尾びれの角が鋭く尖っていて、スピード型の形状。
👉 ポイント:尾びれがシャープならヒラマサ。ラウンド気味ならブリ。
⑥ 食味の違い(釣り人の楽しみ)
・ブリ:脂が多く、冬の寒ブリは脂のノリが最高。しゃぶしゃぶや刺身、照り焼きに向く。
・ヒラマサ:脂は控えめで身が締まり、コリコリとした食感が特徴。刺身やカルパッチョに最適。
👉 ポイント:「濃厚=ブリ」「あっさり上品=ヒラマサ」と覚えると料理でも見分けられる。
3.釣り人のための「現場での判別方法」
実際に釣り場で見分ける場合、以下の3点に絞ると即答できます。
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黄色いラインの鮮明さ
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顔つき(顎の出方)
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尾びれの形
特に「ヒラマサは黄色ラインがくっきり」「尾びれが尖っている」という2点を覚えれば、ほぼ間違いなく判別できます。
4.釣りにおけるブリとヒラマサの違い
引きの強さ
・ブリ:パワーはあるが、突進力よりも重量感を感じるファイト。
・ヒラマサ:スピードと突進力が強烈。特に根回りに走る性質があるためラインブレイクが多い。
釣れる場所
・ブリ:比較的広範囲に分布し、堤防や沖釣りでも狙いやすい。
・ヒラマサ:磯場や沖のポイントを好み、ブリよりもやや限定的なエリアで狙うことが多い。
シーズン
・ブリ:冬が最盛期(寒ブリシーズン)。
・ヒラマサ:夏から秋にかけて好シーズン。
👉 釣り人にとっては「冬はブリ」「夏はヒラマサ」が一つの目安。
5.市場・流通における違い
市場ではブリの方が圧倒的に流通量が多く、価格も比較的安定しています。
一方、ヒラマサは漁獲量が少なく、希少性が高いため高値で取引されることが多いです。
・ブリ:大衆魚からブランド魚まで幅広く流通。
・ヒラマサ:料亭や寿司店で「高級魚」として扱われやすい。
6.まとめ|これで見分けは完璧!
| 特徴 | ブリ | ヒラマサ |
|---|---|---|
| 体型 | 丸みがあり体高あり | スリムで平たい |
| 顎 | 下アゴが出る | 上下同じ長さ |
| 黄色ライン | ややぼやける | 鮮明で一直線 |
| 胸びれ位置 | 短め・腹びれ後ろ | 長め・腹びれと同じ |
| 尾びれ形状 | やや丸みあり | 尖ってシャープ |
| 食味 | 脂が濃厚 | あっさり・コリコリ |
8.おわりに
ブリとヒラマサは、見た目が似ているため混同されがちですが、特徴を押さえれば誰でも見分けられます。
釣り人にとっては「釣果報告の正確さ」にもつながり、料理人にとっては「正しい食材理解」として重要な知識です。
これから釣りや魚市場で出会うときは、ぜひ本記事を思い出して「黄色ライン・顎・尾びれ」の3点チェックを試してみてください。


