南紀日置の川磯で釣ったグレ|汽水域で尾びれが白くなる理由と活かし方の注意点

↑釣り終わりの状況

↓釣ってる最中の状況

塩を持って行って、水に混ぜるときれいな状態のグレになるらしいです。

 

南紀日置エリアは、川が流れ込む磯場が多く存在する釣り場です。
その中でも「川磯」と呼ばれるポイントでは、河川からの淡水が海に流れ込み、独特の汽水環境が形成されています。

この川磯で釣ったグレ(メジナ)をバッカンやイケスで活かしていると、「尾びれが白くなる」という現象が起こることがあります。
初めて見る人は驚いたり、「病気なのでは?」と不安になるかもしれませんが、実はこれは汽水特有の“塩分濃度の変化”による生理的な反応なのです。


汽水がグレに与える影響

通常の海水の塩分濃度は約3.5%。
グレはこの安定した海水環境に適応した魚で、体液との浸透圧バランスも一定に保たれています。

しかし、南紀日置の川磯のように淡水が流れ込むポイントでは、塩分濃度が急激に低下することがあります。
この変化はグレにとって大きな負担となり、体は余分な水を排出しようとフル稼働します。


尾びれが白くなるメカニズム

汽水で活かしていると、グレの尾びれや胸びれが徐々に白く変色していくことがあります。
これは「浸透圧ストレス」が原因です。

・淡水が混じる環境では、体内に水が入り込みやすい
・余分な水を排出するため、魚は強いストレスを受ける
・体力を消耗し、末端部分(ヒレ)の血流が悪くなる
・血流や色素が減少し、尾びれが白く見える

このように、尾びれが白くなるのは病気ではなく、生理的な反応のひとつです。


回復するのか?

尾びれが白くなったグレを再び通常の海水に戻すと、時間が経つにつれて色が回復する場合もあります。
ただし、汽水で長時間活かしてしまった個体はダメージが大きく、完全に元に戻らないケースもあります。


南紀日置の川磯での釣行時に注意すべきこと

① 汽水での長時間の活かしは避ける

川磯で釣ったグレをそのまま汽水で活かしておくと、非常に弱りやすいです。
夏場の高水温時には特にダメージが大きく、死んでしまうリスクも高まります。

② 食味への影響

尾びれが白くなったからといって、すぐに味が落ちるわけではありません。
しかし、強いストレスを受けた魚は身が痩せたり弱ったりするため、なるべく早めに締めて海水氷で冷やすことをおすすめします。

③ 活かすなら必ず海水を確保

近くで海水を汲める場所があるなら、必ず海水を使いましょう。
汽水をそのまま利用するよりも、魚へのダメージを格段に減らせます。


まとめ

南紀日置の川磯で釣ったグレの尾びれが白くなるのは、病気ではなく「塩分濃度の低下による浸透圧ストレス」が原因です。
汽水は魚にとって予想以上に負担が大きく、長時間活かすと弱ってしまいます。

釣り人としてできる工夫は、
・汽水での長時間の活かしを避ける
・なるべく海水を使う
・早めに締めて海水氷で冷却する

こうしたポイントを押さえることで、グレをより良い状態で持ち帰ることができます。

 

タイトルとURLをコピーしました