釣り初心者が必ず耳にする言葉の一つに「タナを合わせろ」があります。
この「タナ」とは水深を意味しますが、なぜ“水深”ではなく“タナ”という表現を使うのでしょうか。
この記事では、アオリイカ釣りや魚釣りの基礎となる「タナ」という言葉の由来と、その重要性を解説します。
1. 「タナ」とは何か?
釣り用語で「タナ」とは 魚やイカが回遊・停滞している水深(棚) のことです。
つまり「魚のいる層(高さ)」を指します。
例えば、
・アジなら中層
・チヌなら底付近
・サヨリなら表層
・アオリイカなら季節によって中層〜底層
それぞれ狙うべきタナが違うのです。
2. 「タナ」という言葉の由来
「タナ」という言葉は、元々 “棚”=段・層のイメージ から来ています。
棚という言葉は、
・倉庫の棚 → 物を置く段差
・山の棚田 → 段々畑
といった“層”を区切る意味で使われてきました。
水中も同じように「表層・中層・底層」と層に分けられるため、釣り人は昔からそれを「棚(タナ)」と呼ぶようになったのです。
3. なぜタナが最重要なのか?
釣りで最も大切なのは「魚やイカのいる場所に仕掛けを届けること」です。
・魚が中層に群れているのに、底まで沈めても釣れない
・アオリイカが底で獲物を待っているのに、表層ばかり探っても無駄
つまり、タナを外すと 目の前に魚がいないのと同じ になります。
逆にタナを合わせれば、初心者でも一気に釣果アップが期待できます。
4. アオリイカと魚のタナの違い
・魚のタナ
魚種ごとにほぼ決まったタナを持っていることが多い。
(例:キス=底、アジ=中層)
・アオリイカのタナ
イカは日中・夜間、春・秋でタナが変化しやすい。
春は底近くで大型狙い、秋は表層〜中層に新子が活発に出る。
この違いを理解することで、より効率的に釣果を伸ばせます。
5. 初心者がタナを探るコツ
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ウキ釣りならウキ下を調整
30cmずつ長さを変え、アタリが出る深さを探す。 -
サビキ釣りなら巻き上げで探る
底まで落とし、1mずつ巻き上げて反応を確認。 -
エギングならカウントダウン
エギが沈む秒数を数えて、表層→中層→底と順番に探る。
6. まとめ|「タナを合わせる」=釣りの基本中の基本
「なぜ水深をタナというのか?」
その答えは、水中を層(棚)として捉えることで、魚やイカの居場所を分かりやすく表現するためです。
タナを理解すれば、ただの水深ではなく「狙うべき魚のいる層」として意識できるようになります。
釣りは「タナを制する者が釣果を制する」と言っても過言ではありません。
初心者の方はぜひ今日から「タナを探る習慣」を身につけてみてください。


