砂浜を歩くと見つかるエギ
アオリイカ釣りで使うルアー「エギ」。
釣具店で買えば1本数百円〜1,000円以上することも珍しくありません。
しかし、砂浜を歩いていると、時々このエギが波打ち際や漂着物の中に混ざって打ち上げられているのを見かけます。
なぜ砂浜に、こんなにエギが流れ着くのでしょうか?
原因1:根掛かりによるロスト
磯やテトラ帯、堤防際でエギングをしていると、海底の岩や海藻に引っかかってしまう「根掛かり」は避けられません。
外そうとしてラインが切れたエギは、潮の流れに乗って漂流します。
最終的に、潮の流れや風向きによって近くの砂浜に打ち上げられることがあります。
原因2:ラインブレイクや高切れ
強風時のキャストミスや大物ヒット時の急なテンションで、ラインが途中から切れてしまう「高切れ」もエギ流出の原因。
特に秋の新子シーズンや春の大型シーズンはエギング人口が増えるため、ロスト数も比例して増加します。
原因3:漂流経路としての砂浜
砂浜は潮の流れや波の影響で漂着物が集まりやすい地形。
流木や海藻と同じように、エギも漂着しやすい「集積ポイント」になっています。
特に外洋に面した砂浜や湾奥の砂浜は、こうした漂着物が多くなります。
原因4:釣り場と風・潮の関係
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北西風+黒潮の流れ
和歌山南紀エリアでは、秋〜冬にかけて北西風が吹きやすく、沖からの漂流物を砂浜へ運びます。 -
湾内の砂浜
波が穏やかで入り込んだ潮が抜けにくく、軽い漂着物が残りやすい環境です。
打ち上げられるエギの多くは使い込まれた物
砂浜で見つかるエギは、塗装が剥がれていたり、カンナ(針)が曲がっていることが多いです。
これは、何度も使用された後にロストし、長期間漂流してきた証拠。
潮風や紫外線で劣化し、やがて波打ち際にたどり着きます。
砂浜エギの活用法(注意付き)
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洗浄・カンナ交換・塗装補修をすれば再利用可能
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ただし、錆びや劣化が進んでいる場合は使用せず廃棄
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漂着物は所有権や条例に注意し、自己責任で処理
まとめ
砂浜にエギが多く打ち上げられるのは、
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根掛かりや高切れによるロスト
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潮流や風向きによる漂着ルート
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砂浜特有の漂着物集積効果
が重なった結果です。
砂浜を歩けば、海の流れや釣り人の活動の痕跡が見えてきます。
エギの漂着もまた、釣り文化と海のつながりを物語る小さな証拠なのです。


