アオリイカ釣りをしていると「一潮ごとに一回り大きくなる」という言葉をよく耳にします。
しかし、この「一回り」が実際に何グラム増えるのか
そして何日で成長するのかを、正確にイメージできている人は少ないでしょう。
今回は、釣り人の経験値と成長速度の研究データを組み合わせ、
アオリイカの成長を日数ごと・サイズごとに数値化し、グラフ化してみます。
1. アオリイカの成長スピードの基本知識
アオリイカは魚と違い、卵から孵化してから一気に成長します。
一般的には水温が高いほど成長速度が速く、春よりも秋の方が成長が早い傾向があります。
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孵化直後(約0.3g)
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1か月後:20〜30g
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2か月後:100〜150g
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3か月後:300〜500g
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4か月後:800〜1200g
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5か月後:1500〜2000g以上(春イカサイズ)
つまり、成長は日数とともに加速し、特に若い個体ほど1日あたりの増加率が高いのです。
2. 「一潮ごとに一回り」の意味を数値化
潮の周期は約15日(大潮から次の大潮まで)。
つまり「一潮ごとに一回り」とは15日間の成長量を指します。
成長率は大きさによって変化しますので、以下の仮定を置きます。
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初期(50g未満):1日あたり 3〜5g増加
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中期(50〜300g):1日あたり 8〜12g増加
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後期(300g以上):1日あたり 15〜25g増加
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1kg以上になると:1日あたり 30〜50g増加
3. サイズ別の成長シミュレーション
| サイズ帯 | 1日あたり増加量 | 一潮(15日)増加量 | 一潮後の目安 |
|---|---|---|---|
| 30g → | +4g | +60g | 約90g |
| 100g → | +10g | +150g | 約250g |
| 250g → | +18g | +270g | 約520g |
| 500g → | +25g | +375g | 約875g |
| 1kg → | +40g | +600g | 約1.6kg |
4. 成長イメージをグラフ化
(ここにサイズ別成長曲線のイラストを横長で入れると視覚的に理解しやすい)
※イラストでは、縦軸が重量(g)、横軸が日数(孵化後0日〜150日)
成長曲線はほぼS字カーブを描き、初期ほど急激に伸び、後期は緩やかになります。
5. 釣り人が押さえるべき実用ポイント
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秋の新子(100g前後)は、半月で倍近くになる
→ 釣行タイミングを2週間遅らせるとサイズアップを狙いやすい -
春の大型狙いでは1潮違いで数百グラム変わる
→ 大会や記録狙いでは潮回りの選定が重要 -
水温低下期は成長が鈍化
→ 冬場は1日あたりの増加が半分以下になるため要注意
6. まとめ
「一潮ごとに一回り」という言葉は感覚的な表現ですが、
数値化すると15日で50〜600gの成長があることが分かります。
特に100g〜500gの中型期は成長が早く、
この期間を見極めて釣行すれば釣果サイズが大きく変わります。
次回は、この成長データを踏まえた最適な釣行日選びについても解説予定です。


