アオリイカはゆっくり前進できる? ~推進力の秘密と釣り人が知っておくべき行動パターン~

はじめに

アオリイカといえば、ジェット噴射のような高速移動が印象的ですが、実はゆっくりと前進することも可能です。

この「スロー移動」は、捕食や警戒行動、さらにはエギング攻略にも深く関係しています。

この記事では、アオリイカがなぜゆっくり進めるのか、そのメカニズムと釣りへの応用方法を詳しく解説します。


1. アオリイカの基本的な移動方法

アオリイカは主に2つの推進方法を使い分けます。

  1. ジェット噴射移動
     外套膜の中に海水を吸い込み、一気に吐き出すことで高速移動する方式。
     瞬間的に時速20km以上で移動でき、捕食回避や急襲に使われます。

  2. ヒレ(側鰭)移動
     外套膜の両側にあるヒレをゆっくり波打たせ、静かに前進・後退する方式。
     省エネで、警戒心を与えずに移動できるのが特徴。

ポイント:ゆっくり前進はこの「ヒレ移動」がメイン。


2. ゆっくり前進のメリット(アオリイカ視点)

  • 獲物に気づかれにくい
     急な動きは魚や甲殻類に警戒されやすいが、スローな動きなら接近可能。

  • エネルギー節約
     ジェット噴射は大量のエネルギーを使うが、ヒレ移動は低燃費。

  • 周囲の観察が可能
     移動しながら視界を確保し、捕食対象や敵の位置を見極めることができる。


3. 釣り人にとってのヒント

エギングの場合

・アオリイカがゆっくり前進している時は、周囲を探っている可能性大。
・エギを急にダートさせるよりも、スローなフォールや細かいシェイクで自然に見せると抱きやすい。

ヤエン釣りの場合

・アジに寄ってきてもすぐ抱かない場合は、このスロー前進中かもしれない。
・あまりラインを張らず、自然に泳がせて抱かせるのが有効。


4. 実際の観察例

  • 水中動画では、アオリイカがヒレを小刻みに動かし、獲物との距離を数秒かけて1m縮める様子が確認できる。

  • その後、射程圏に入ると触腕を一気に伸ばし捕食。

  • この行動は昼夜問わず見られるが、特に夜間はライトに照らされたベイトへ向かう時に多い。


5. まとめ

  • アオリイカは高速ジェット移動スロー前進を使い分ける

  • ゆっくり前進は捕食や偵察の重要な行動パターン

  • 釣りではスローアクションを取り入れることでヒット率が上がる

次に釣行する際は、水面や水中のアオリイカの動きをよく観察してみてください。

そのゆっくりとした前進は、次の一撃のための準備運動かもしれません。

アオリイカは高速ジェット移動とスロー前進を使い分ける。ゆっくり前進は捕食や偵察の重要な行動パターン。釣太郎

 

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