アオリイカ釣りをしていると、
「潮が動かないから今日はダメだな」
「潮が走り出した途端に連発した!」
といった会話を耳にします。
確かに潮の動きはアオリイカの活性に大きな影響を与えます。
しかし、AIによる過去膨大な釣果データの分析によれば、潮が釣果に与える影響は全体の40%程度に過ぎません。
残りの60%は、
・アオリイカの位置(潜んでいる水深・ポイント)
・エサ(アジやベイト)の有無
・水温と酸素量のコンディション
・捕食パターンや行動特性
など、複数の要素が複雑に絡み合っています。
この記事では、潮に頼らない釣果アップのための「残り60%」をアオリイカ専門の視点から徹底解説します。
1. 潮の動きがアオリイカ釣りに与える40%の影響
潮が動くと水中の酸素量が増し、アオリイカは活発に行動します。
特にエサとなるアジや小魚が潮に乗って移動するため、捕食のチャンスが増加します。
潮が有利になる状況
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上げ潮時にベイトが湾奥や藻場に押し込まれる
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下げ潮時にベイトが沖へ流れ出すタイミング
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潮目やヨレで待ち伏せが効く場面
しかし潮が良く動いていても釣れないことは珍しくありません。
その理由が、次に解説する残り60%の要素にあります。
2. 残り60%を構成する要素
2-1. イカの位置(約20%)
アオリイカは常に同じ場所にいるわけではありません。
日中は岩陰や藻場の奥でじっとしていることが多く、朝夕は浅場や回遊ルートに出てきます。
また季節によっても居場所は変わります。
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秋:小型は浅場の藻場周辺、大型はやや沖の水深5〜10m付近
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春:産卵を控えた大型は藻場周辺の浅場に接岸
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冬:水温が安定した深場に落ちる
エギングでは「探し歩く釣り」が基本。
ヤエンやウキ釣りでも、エサのアジを「イカが通る道」に投入することが重要です。
2-2. エサの有無(約15%)
アオリイカの捕食対象は主にアジ・イワシ・小型のイカ類です。
その場にベイトがいなければ、いくら潮が動いてもイカは活性化しません。
ベイト確認のポイント
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水面直下で小魚が逃げ惑っているか
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海面に波紋やナブラが出ていないか
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釣り場の常連がアジ釣りをしているか
エギングの場合はベイトに合わせたサイズ・カラー選びが釣果を分けます。
ヤエン釣りや泳がせ釣りでは、生きの良いアジの確保が第一条件です。
2-3. 水温と酸素量(約15%)
アオリイカは水温変化に敏感で、最適水温はおおむね18〜23℃とされています。
水温が下がりすぎたり上がりすぎたりすると活性が低下します。
また酸素量も重要です。
特に夏の港内や閉鎖的な湾では酸素不足になりやすく、イカは沖の深場に避難する傾向があります。
チェックポイント
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前日との水温差が急激でないか
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夏場は深場、冬は日中の日が当たる浅場が狙い目
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大雨後は表層の塩分濃度低下と酸素減少に注意
2-4. 捕食パターン(約10%)
アオリイカは下から上方向への抱きつき捕食が基本です。
この習性を理解しないと、エギやアジの見せ方が的外れになります。
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エギング:底付近でじっくり見せてから軽くダートさせる
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ヤエン:アジを底付近からゆっくり泳がせ、違和感を与えず抱かせる
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ウキ釣り:タナを底スレスレに合わせ、イカが抱きやすい姿勢を維持
捕食パターンを意識すれば、潮が悪い日でもヒットチャンスを作りやすくなります。
3. 潮が悪い日にアオリイカを釣るための実践法
潮が動かない日こそ、残りの60%を意識することが釣果のカギになります。
3-1. ポイントをこまめに移動
1ヶ所で粘るより、回遊ルートや藻場周辺を広く探る。
3-2. ベイトの位置を最優先
アジ釣りやベイトの群れを見つけたら、その近くで粘る。
3-3. 棚合わせを徹底
ウキ釣りでは水深とタナをこまめに調整。エギングでは着底を正確に取る。
3-4. 活性が低い日はスロー展開
速いアクションよりもステイやデッドスローで見せる時間を長くする。
4. まとめ
アオリイカ釣りで「潮が動く=釣れる」というのは半分正解で半分間違いです。
確かに潮は全体の40%を占める重要な要素ですが、残り60%はイカの位置、ベイトの有無、水温と酸素量、捕食パターンが握っています。
この60%を意識すれば、潮が悪い日や小潮・長潮でも釣果を伸ばすことができます。
次の釣行では「潮だけでなく環境全体を読む」という意識で挑み、安定した釣果を目指してください。


