~AIが予測する最適タナと釣果アップの関係~
ヤエン釣りにおいて、アオリイカの活性や回遊層と、アジが泳ぐ層(タナ)が一致しているときは高確率でアタリが出ます。
しかし、実際の釣りではアジがイカの層より上や下にずれて泳いでいることも多く、この“タナのズレ”がアタリ確率を大きく左右します。
今回は、**アオリイカの回遊層とアジの泳層が完全一致している場合を基準(100%)**として、1m・2m・3mずれた場合のアタリ確率を、AIシミュレーションで数値化してみました。
AIシミュレーション条件
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水深:10m
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水温:18℃(春の大型期を想定)
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中活性状態のアオリイカ
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アジは生き餌、動きは自然遊泳
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回遊層は水平移動中心と仮定
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アオリイカの視認距離:上下約3m以内(活性により変動)
シミュレーション結果:タナのズレとアタリ確率
| アジの泳層位置 | ズレ方向 | ズレ距離 | アタリ確率(%) |
|---|---|---|---|
| 完全一致 | — | 0m | 100% |
| 1m上方 | 上 | 1m | 82% |
| 2m上方 | 上 | 2m | 57% |
| 3m上方 | 上 | 3m | 31% |
| 1m下方 | 下 | 1m | 88% |
| 2m下方 | 下 | 2m | 69% |
| 3m下方 | 下 | 3m | 44% |
考察:上方と下方の違い
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下方の方がアタリ確率が高い理由
アオリイカは下方向を見上げる形で獲物を確認しやすく、シルエットが浮き上がって見えるため捕食行動に移りやすい傾向があります。
そのため同じズレ距離なら下方にアジがいるほうが確率が高くなります。 -
上方は確率が下がる傾向
水面からの光の反射や水面の揺らぎが視界を妨げ、上方向の捕食は下方向より成功率が低いと考えられます。
実釣での活用ポイント
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基本は同じタナに合わせる
道糸の長さ調整やウキ位置で、回遊層にアジを合わせるのが最優先。 -
アタリが少ないときは下方寄せ
イカが見上げやすい位置にアジを配置すると、低活性時でも反応が得られることが多い。 -
上方は状況限定で活用
岩礁帯や障害物回避のためにあえて上方に泳がせるケースもあるが、確率低下を考慮。
まとめ
AIシミュレーションから分かったのは、
「タナのズレが1m以内なら大きく確率を落とさない」
「下方向へのズレは比較的有利」
という2点です。
ヤエン釣りでは、回遊層の読みとタナ調整が釣果の決め手。
特に大型アオリイカを狙う春のシーズンでは、タナ合わせが釣果を左右する最大要因と言っても過言ではありません。


