釣りは自然を相手にするレジャーであり、天候や潮の流れなど、さまざまな要素によって釣果が左右されます。
そんな不確定要素が多いからこそ、昔から釣り人の間には「縁起かつぎ」「ジンクス」が多く存在します。
科学的根拠はないものの、釣り人の間で語り継がれている験担ぎを知っておくと、釣りがもっと楽しくなるかもしれません。
今回は、全国各地で有名な釣りの縁起かつぎを10個ご紹介します。
1. 初物は必ず持ち帰って食べると縁起が良い
その年初めて釣った魚は、絶対に持ち帰って食べると福が舞い込むと言われています。
特に春先の初釣果は「その年の運を開く」として、昔の漁師は必ず家族で初物を食べる風習がありました。
今でも「今年初のアジを釣ったから持ち帰ろう!」という釣り人は多く、この習慣が残っています。
2. 竿を置いて食事やタバコを吸うとアタリが来る
釣り人あるあるとして有名なのが、「手がふさがっている時に限って魚が掛かる」というジンクスです。
おにぎりを食べようとした瞬間、タバコに火をつけた瞬間にウキが沈むことが多く、
「気を抜いた時こそ魚が釣れる」とよく言われます。
これは偶然の要素が強いですが、多くの釣り人が経験しているため、定番の験担ぎとなっています。
3. 女性や子供が一緒だと大漁になる
昔から「女性や子供は福を呼ぶ」と言われ、釣り船に一緒に乗せると大漁になるという言い伝えがあります。
反対に、地域によっては「船に女性を乗せると不吉」という真逆のジンクスも存在します。
現代では縁起かつぎとして、家族連れや女性が一緒だと「今日は釣れるかも」と盛り上がる傾向があります。
4. 出発前に「釣れる?」と聞かれると釣れない
釣行前に「今日は釣れるかな?」と聞かれると、その日釣果が悪くなるというジンクスがあります。
特に釣り船に乗る前や磯釣りの前など、ベテランの釣り師は縁起を担いでこの質問を嫌がることもあります。
無駄にプレッシャーを感じて焦りが出るのも理由の一つかもしれません。
5. 釣り場で魚を食べると魚が寄る
「魚を食べると魚が寄る」という験担ぎも有名です。
おにぎりの具を鮭にする、釣り場でサバ缶やサンマの蒲焼き缶詰を食べると青物が寄る、
といった噂が各地にあります。
実際の効果はともかく、魚を食べながら釣りをすることで気分が上がり、集中力が増すとも言われます。
6. 前日に魚を捌くと翌日釣れない
漁師の間には「前日に魚を殺生すると翌日は釣れない」という迷信があります。
これを嫌がり、釣行前日は魚料理をしない釣り人もいます。
「運を使い果たす」「魚が仲間を警戒する」といった理由で語られることが多い験担ぎです。
7. “殺生言葉”を言うと釣れない
釣り場では「ボウズ」「終わり」「釣れない」などの縁起の悪い言葉を口にすると、本当に釣れなくなると言われます。
特に「今日はボウズかも」と口に出すと、そのまま現実になった経験を持つ釣り人は多いはずです。
プラス思考で釣りを楽しむためのおまじないの一種です。
8. 釣り前に酒や米を海に少量投げ入れる
昔の漁師は海の神様や魚の神様に感謝を捧げ、安全祈願と大漁祈願のために酒や米粒を少し海に投げ入れました。
今でもベテランの磯釣り師や船長の中には、この習慣を守る人がいます。
自然と共に生きる釣り文化ならではの縁起かつぎです。
9. 赤い服や帽子は魚を呼ぶ
服装の色にまつわるジンクスもあります。
特に磯釣りでは「赤い帽子をかぶるとグレが釣れる」と言われることがあり、赤色は福や大漁を呼ぶ色と考えられています。
逆に黒い服は「魚が警戒する」と敬遠されることもあります。
10. 釣具を他人に貸すと釣れる
タモや竿を友人に貸した瞬間、自分の竿にアタリが来る。
この不思議な現象は多くの釣り人が経験しています。
「人に貸すと運が回ってくる」と言われ、わざと貸し借りをする人もいるほど有名なジンクスです。
まとめ
釣りの縁起かつぎには科学的根拠があるわけではありませんが、
こうしたジンクスがあることで釣りがより楽しく、思い出深い時間になります。
また、験担ぎを大切にすることで自然や魚に対する感謝の気持ちが生まれ、釣りそのものをより大切にできるようになります。
「縁起を担ぐ=釣りを楽しむ一つの方法」
これを知っておけば、次の釣行がさらにワクワクすること間違いなしです。


