高級食材として知られるアワビ。
寿司や高級和食、料亭の酒蒸しなどで使われることが多く、磯の王様とも呼ばれています。
しかし、アワビには「白(シロアワビ)」と「青(クロアワビ)」の2種類が存在することをご存じでしょうか?
この記事では、その違いや品質、市場価値、そして養殖でも見られるのかを詳しく解説します。
◆ 白アワビと青アワビの違いは何か?
● 種類による違い
アワビには、日本で主に以下の種類が生息しています。
-
クロアワビ(青アワビ):殻の色が黒や緑がかっており、最も多く流通している
-
メガイアワビ(白アワビ):殻の色が淡い茶色や白っぽく、ややレアな存在
-
マダカアワビ、エゾアワビ:地域によって獲れる別種
白と青の色の違いは、主に種の違いによるものです。
同じ海域で獲れることもありますが、外見や生態に差があり、漁師や市場では色で区別されることが多いです。
◆ 品質や味の違いはある?
-
クロアワビ(青)
・身が締まっており、歯ごたえが強い
・旨味が濃厚で寿司ネタやステーキに人気
・比較的漁獲量が多く、価格が安定している -
シロアワビ(白)
・柔らかく、甘みが強い
・刺身や酒蒸しで特に高級料亭で重宝される
・漁獲量が少なく、希少性が高い
同じアワビでも、白は上品で甘みが強い高級食材として扱われることが多く、
青はコリコリとした食感を楽しめる定番アワビとして人気があります。
◆ 市場価値の違い
市場での価値は以下のような傾向があります。
-
青アワビ(クロアワビ):1kgあたり約7,000〜10,000円
-
白アワビ(メガイアワビ):1kgあたり10,000〜15,000円以上
白は希少性が高く、流通量が少ないため高値で取引されます。
特に寿司屋や高級料亭、海外向け輸出市場では白アワビの評価が高く、青よりも高価になることが多いです。
◆ 養殖アワビにも白と青はあるのか?
結論から言えば、養殖でも白と青の両方が存在します。
養殖場がどの種を育てるかによって色が決まります。
ただし、日本国内の養殖ではクロアワビ(青)が主流で、白アワビは天然ものが多い傾向にあります。
理由として、青アワビは成長が早く育てやすく、養殖の採算性が良いためです。
一方、白アワビは成長が遅く管理が難しいことから、養殖ではあまり多く生産されていません。
◆ まとめ
-
アワビの白と青は主に種の違いによる
-
白は甘みが強く柔らかい、青は歯ごたえがあり旨味が濃厚
-
市場価値は白アワビのほうが高い傾向
-
養殖は青が主流、白は天然が多い
高級寿司店や料亭で「白アワビ」と書かれている場合、
希少価値が高く、特別な味わいが楽しめる一品である可能性が高いです。
一方で、青アワビも旨味が強く、料理によってはむしろ適している場合もあります。
アワビを選ぶ際は、色だけでなく、鮮度や産地、調理法に合った種類を選ぶことで、より美味しく味わうことができます。


