■ ケンサキイカ(アカイカ)はなぜ「夏が旬」?
・日本沿岸の産卵期が6〜9月に集中
→ 特に山陰〜九州の海域で漁獲が最盛期を迎えるため、鮮度抜群の新物が出回ります。
・水温が高くなると活性も高くなる
→ 夏の夜焚き漁などで大量に漁獲されやすく、値段も手ごろになる。
・身が柔らかく、甘みが強い個体が多い
→ 夏場のケンサキはアミノ酸含有量も高く、「甘いイカ」として知られます。
■ なぜ一年中流通しているの?
① 全国各地で漁期がずれているため
・山陰・九州(夏〜秋)
・長崎・壱岐・対馬周辺(夏〜晩秋)
・山口県・高知県では春にも漁あり
・冬場には韓国・中国産の輸入品もあり
このように、地域によってピークが異なるため、どこかで必ず漁が行われている状態です。
② 冷凍技術の進化で「ストック流通」が可能に
・漁期に一斉に水揚げされたケンサキイカは、急速冷凍されて冷凍原料として出荷
・スーパーや業務用には冷凍のまま通年供給されるケースが多い
とくに「アカイカ」として売られる商品は、冷凍ストックが中心です。
③ 加工用・業務用の需要が安定している
・イカ焼き、イカフライ、寿司ネタとして一年中使われている
・飲食店や回転寿司チェーンでは、冷凍アカイカを定番ネタとして確保している
■ 夏の「生」ケンサキイカは別格
とはいえ、やはり旬の夏に水揚げされた“生”のケンサキイカは格別。
特に山陰や長崎で水揚げされる新鮮な個体は、
・刺身のねっとりとした甘さ
・スルッと噛み切れる独特の食感
・透明感のある美しい外見
といった特徴があり、「イカの王様」と評する人も少なくありません。
■ まとめ:ケンサキイカは夏が最も美味だが、通年楽しめるイカ
| 時期 | 特徴 |
|---|---|
| 夏(6〜9月) | 旬の時期。生鮮品が多く、甘みや旨みが強い |
| 秋〜冬 | 冷凍流通が中心。輸入物も増える |
| 通年 | 加工用・寿司ネタ用として全国で安定供給 |
結論:
ケンサキイカ(アカイカ)は夏が本当の食べごろですが、冷凍技術・漁場の分散・業務需要の安定化により、一年中味わうことが可能です。


