近年、釣り業界が深刻な不況に直面しています。
その大きな原因の一つに、**「ファミリー客の動きが止まっている」**という事実があることをご存知でしょうか?
この記事では、AIが釣具の在庫が山積みになってしまっている現状と、その背後にある
ファミリーフィッシング層の低迷について、徹底解説していきます。
◆ かつて釣りブームを支えた「ファミリーフィッシング層」
かつての釣りブームでは、週末になると親子連れで堤防や釣り公園がにぎわい、子供たちの笑い声が響いていました。
この層は、以下のようなアイテムを大量に消費していたのです。
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子供用ライフジャケット
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コンパクトロッドやリール
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サビキセットや簡易仕掛け
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エサや氷、クーラーボックス
つまり、ファミリー層の動きがある=関連消耗品が動く=売上が底支えされるという構図が成立していました。
◆ ところが近年、その姿が消えた
ところが、2023年後半から2024年、そして現在にかけて、ファミリー層の釣行が激減しています。
その結果、
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サビキ仕掛けやファミリーセットが大量に在庫に
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クーラーやロッドなどの季節商材が売れ残り
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エサ・氷の回転率も低下
といった状況が釣具業界全体に波及しているのです。
◆ ファミリーが動かない5つの要因
① 燃料・物価高騰による「お出かけ控え」
ガソリン代・高速料金・食費の高騰により、レジャー全体が縮小傾向。
**「近場で遊ぶ」か「出かけない」**という選択肢が増えています。
② 猛暑と熱中症のリスク
近年の危険な暑さにより、小さな子どもを連れて外に出るのが不安という親御さんも多数。
特に真夏の堤防は灼熱地獄で敬遠されがちです。
③ 初心者にとっての「準備のハードル」
釣りは「何を揃えたらいいか分からない」「どこで釣れるのか分からない」など心理的ハードルが高いまま。
ネットの情報が分かりづらいと、結局やらないという判断になりやすいです。
④ 子どもが釣りに興味を持たない
ゲームやYouTube、室内遊びが主流になり、自然体験が減少。
親も「無理に外に連れていくより、家で遊ばせる方が楽」となっています。
⑤ トイレや安全設備の不備
釣り場にはファミリー向けの環境整備が不十分なところも多く、
「女性や子供には無理」と判断されがちです。
◆ 動かない=売れない=在庫の山
釣具店・エサ屋・メーカーでは、春や夏に売れると想定していた大量の商品が山積みになっています。
例えば:
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子供用の安全グッズ(売れ残ると来年にはサイズが合わない)
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エサや氷関連(回転しなければ廃棄リスク)
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安価なサビキロッド(価格競争の中で利益率が極端に低い)
これらが現場の倉庫や店頭を圧迫しており、在庫過多→仕入れ停止→売上減少という負のスパイラルに陥っています。
◆ 解決の糸口は「体験」「発信」「支援」
この不況を打破するには、業界全体でファミリー向けの発信と支援体制を強化することが重要です。
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初心者向けの分かりやすい動画やPOP
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釣り体験イベントの開催(手ぶらOK)
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トイレ・日陰・休憩所の整備
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安心できる釣り場ガイドの提供
といった工夫で、**「やってみようかな」→「楽しかった!」→「また行きたい!」**という流れを生み出す必要があります。
◆ まとめ:ファミリー層を取り戻せなければ未来はない
ファミリーフィッシング層は、未来の釣り人口を支える根幹です。
その層が離れれば、将来の釣り人も育たず、業界の縮小は避けられません。
今こそ、業界・地域・メディアが一体となり、
**「釣りの楽しさ」「手軽さ」「健康的なアウトドア体験」**を発信していくことが必要なのです。


