海の広大な世界を縦横無尽に泳ぐ「回遊魚(かいゆうぎょ)」たち。
彼らはなぜあれほど長い距離を泳げるのでしょうか?
この記事では、長距離を泳ぐ回遊魚の体の構造や機能の特徴、そして近距離しか泳がない種類との違いを、釣り人視点でわかりやすく解説します。
■ 回遊魚とは?その定義と種類
「回遊魚」とは、季節や環境に応じて広い範囲を移動する魚のこと。
例えば以下のような魚が該当します。
| 回遊魚の代表例 | 主な回遊タイプ |
|---|---|
| マグロ | 長距離回遊型(数千km) |
| カツオ | 長距離回遊型(黒潮に沿って) |
| ブリ | 中距離回遊型(北と南を季節移動) |
| サバ | 中距離回遊型 |
| イワシ | 近距離回遊型(沿岸中心) |
■ 長距離を泳ぐ回遊魚の特徴5つ
① 紡錘型(ぼうすいがた)の流線型ボディ
長距離移動型の魚は、「無駄な水の抵抗を極限まで減らした体型」をしています。
マグロやカツオは、まるで飛行機の機首のような形。
この流線型が、長時間の高速遊泳を可能にしています。
② 赤身筋肉(持久型筋肉)の発達
筋肉には「白身筋(瞬発力)」と「赤身筋(持久力)」の2タイプがあります。
マグロやカツオなどの赤身魚は、この赤身筋が非常に発達しています。
これにより、絶えず泳ぎ続けても疲れにくいのです。
③ 酸素消費効率の高いエラ構造
回遊魚は酸素を効率よく取り込めるように、エラの表面積が広く構造が発達しています。
常に泳ぎながら呼吸し、酸素供給を維持しています。
④ 高性能な心臓と血流システム
心臓が大きく、血管も太く、酸素や栄養を全身に効率よく供給。
この循環能力により、疲労を軽減しながら長時間の泳ぎが可能になります。
⑤ 恒温性(一定の体温を保つ)※マグロなど一部
特にマグロは、筋肉の発熱で体温を周囲より高く保つ「恒温性」を持っています。
これにより、寒冷域でも活動ができ、広範囲の海域を回遊可能なのです。
■ 近距離回遊魚との違いは?
同じ「回遊魚」でも、近距離型の魚(イワシ、アジ、サヨリなど)は、以下の点で大きく異なります。
| 比較項目 | 長距離型(マグロ・カツオ) | 近距離型(イワシ・アジ) |
|---|---|---|
| 泳ぎの速度 | 高速(40〜70km/h) | 遅め(10〜20km/h) |
| 筋肉のタイプ | 赤身筋中心 | 白身筋中心 |
| 体型 | 紡錘型(流線型) | 側扁型やや細長 |
| 心肺機能 | 発達している | ほどほど |
| 運動量と回遊距離 | 広範囲(数百〜数千km) | 沿岸部・数十km圏内 |
■ なぜ釣り人はこの違いを知るべきか?
釣りにおいて、ターゲット魚の「回遊範囲」や「体力」は重要な情報です。
例えば…
-
マグロやカツオは潮目・潮流の変化で釣れ出す=タイミングがすべて
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ブリやサバは一定のパターンで接岸する=毎年同じ時期を狙える
-
イワシやアジは群れで回るためウキ釣りやサビキ向き=数釣りが狙える
魚の「体の構造」や「生態の違い」を知ることは、釣果アップの近道です。
■ まとめ|回遊魚の体はまさに“高速移動マシン”
長距離回遊魚は、
・流線型のボディ
・持久力に優れた筋肉
・高酸素消費効率
・優れた循環器系
など、まさに**“泳ぎ続けるために進化した魚”**といえます。
対して近距離型は、
・動きは少ないが回遊性を持つ
・沿岸を中心に小回りがきく
このような違いを理解しておけば、釣行計画やエサ・仕掛け選びにも役立ちます。
魚の「生態=釣果」です。
釣り人のあなたも、魚の身体の秘密を味方につけて、賢く狙い撃ちしてみましょう!

魚には「白身魚」と「赤身魚」があります。
刺身売り場でもよく見かける分類ですが、「具体的に何が違うの?」「どっちがヘルシー?」「釣りで狙い方も変わるの?」といった疑問を持つ人も多いのではないでしょうか?
この記事では、魚の白身と赤身の違いを、筋肉構造・運動習性・味・栄養・料理法・釣り方に至るまで、AIが科学的にわかりやすく解説します!
◆ そもそも「白身魚」「赤身魚」の定義とは?
魚の身の色は、**筋肉の色(筋繊維の種類)**によって決まります。
| 分類 | 特徴 | 代表的な魚 |
|---|---|---|
| 白身魚 | 身が白っぽく淡白な味。短距離を俊敏に泳ぐ魚に多い | タイ、ヒラメ、フグ、カレイ、アコウなど |
| 赤身魚 | 身が赤〜ピンク色。長時間泳ぎ続ける魚に多い | マグロ、カツオ、サバ、ブリ、サンマなど |
◆ 違い①:筋肉構造の違い
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白身魚は「瞬発力型」=白筋(速筋)主体
→ 餌を素早く狙って泳ぐが、持久力はない
→ 筋肉にミオグロビンが少ない=白く見える -
赤身魚は「持久力型」=赤筋(遅筋)が多い
→ 回遊魚として長距離を泳ぎ続ける
→ ミオグロビンが多く、酸素供給量が多いため赤く見える
◆ 違い②:味・脂質・食感の違い
| 比較項目 | 白身魚 | 赤身魚 |
|---|---|---|
| 味 | あっさり上品 | 濃厚でコクがある |
| 脂質 | 少ない(ヘルシー) | 多い(濃厚) |
| 食感 | しっとり柔らかい | 弾力が強いことが多い |
| 腐敗速度 | 遅い(保存性○) | 早い(鮮度落ち注意) |
| 生臭さ | 少ない | 強く出やすい(血合い多) |
◆ 違い③:栄養価の違い(100gあたり)
| 栄養素 | 白身魚(タイ) | 赤身魚(マグロ) |
|---|---|---|
| たんぱく質 | 約20g | 約26g |
| 脂質 | 約1g | 約5〜10g(種類による) |
| 鉄分 | 約0.2mg | 約1.0mg(赤身部分) |
| DHA・EPA | 少なめ | 多い(脳や血管に良い) |
| カロリー | 約90kcal | 約150〜200kcal |
✅ 白身魚=高たんぱく低脂質でヘルシー志向に最適
✅ 赤身魚=DHA・EPAが豊富で脳・血管・生活習慣病対策に◎
◆ 違い④:調理法の向き不向き
| 調理法 | 白身魚に向く | 赤身魚に向く |
|---|---|---|
| 刺身 | ◎ 上品な甘み | ◎ 旨味と脂が濃い |
| 塩焼き | ◎ 身が締まる | ○ 脂がのってジューシー |
| 煮付け | ◎ 味がしみる | △ 崩れやすいことも |
| 揚げ物 | ◎ 食感が良い | ○ 血合いの臭み注意 |
| 味噌煮 | △ 味が強すぎる | ◎ 臭みを抑えられる |
◆ 違い⑤:釣りでの狙い方にも違いが!
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白身魚(タイ、ヒラメ、カレイなど)
→ 砂地や岩礁でじっとしている「底物」系が多い
→ 置き竿・投げ釣り・泳がせ釣り・タイラバで狙える -
赤身魚(マグロ、ブリ、カツオ、サバなど)
→ 高速で泳ぎ回る回遊魚
→ ジギング・トローリング・ルアー釣り・サビキなど、機動力が求められる
✅ 釣り方も体質に応じて分かれるのが面白い!
◆ まとめ:白身と赤身、どちらが優れている?
どちらが優れているというより、「目的に合わせて選ぶのが正解」です。
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白身魚:ダイエット・病後・和食向け。食感が繊細で高級感◎
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赤身魚:栄養豊富・スタミナ食・刺身でもパンチがある味
刺身、焼き物、煮物、揚げ物と、調理法でも印象が変わります。
「魚の個性を理解すること」が、美味しく味わう第一歩です!


