釣った魚はなるべく新鮮で美味しく食べたい。
また、リリースする魚はできるだけ元気に海へ返したい。
ところが、そんな願いとは裏腹に「何気ない行動」が魚の命を縮めていることがあります。
この記事では、釣り人がついやってしまいがちなNG行動5つを解説し、魚を守るための正しい対応方法も紹介します。
【NG①】魚を乾いた地面や堤防に直置きする
魚は皮膚やウロコで細菌や傷から身を守っています。
乾いたアスファルトや砂地に置くと、
・ウロコが剥がれる
・体表粘液が剥がれて弱る
・火傷のようにダメージを受ける
✅正しい方法
・濡れたタオルやスカリ、バケツを使用
・写真撮影は素早く、水の近くで
【NG②】真水で魚を冷やす
特に海水魚は真水に触れるだけでストレスや浸透圧ショックを受けます。
真水氷で冷やすと、
・体液が急速に抜けて身がパサパサに
・死後硬直が早まり鮮度が落ちる
・見た目も崩れる
✅正しい方法
・**海水氷(海水を凍らせた氷)**を使用
・クーラーボックスには事前に海水を入れるのがベスト
【NG③】活かしバケツに魚を大量に入れる
よくやりがちなのが「釣った魚をすぐバケツへ」という行動。
しかし、酸素不足やアンモニア濃度の上昇で、
・魚が弱る
・互いにぶつかって傷だらけに
・水温上昇で即死の危険も
✅正しい方法
・バケツは1匹につき5〜10Lが目安
・長時間の場合はエアーポンプを使用
・夏場は日陰に置く、定期的な水交換も必須
【NG④】釣った魚を締めずに放置
活け締めや血抜きをしないまま放置すると、
・乳酸が溜まり、身が劣化
・内臓から腐敗が始まりやすい
・臭みやドリップ(血水)が発生しやすい
✅正しい方法
・魚を締める(脳締め・血抜き)処理をすぐ行う
・内臓もできれば早めに取り出す
・処理後すぐに冷却(海水氷へ)
【NG⑤】素手で魚を雑に持つ
釣ったばかりの魚を手で掴むとき、
・目を押さえる
・エラや内臓を潰す
・口元を力強く握る
といった扱いで魚に致命的ダメージを与えてしまうことがあります。
✅正しい方法
・魚は背中側からやさしく持つ(特に小型魚)
・なるべく濡れた手かフィッシュグリップを使う
・写真撮影後は速やかに水へ戻すか、処理へ
まとめ:魚を大切にすることは、釣り人のマナーであり技術
釣りの腕は、釣果だけでなく「魚をどう扱うか」にも表れます。
自分で釣った魚を最高の状態で味わいたいなら、そして、リリースする魚が元気に泳いでいってほしいなら、
「魚に優しい釣り」を心がけましょう。


