マゴチは見た目こそ地味ですが、実はその「口の中」がとんでもなく精巧にできていることをご存じでしょうか?
今回の記事では、実際のマゴチの口の中の写真を使いながら、
その特徴や生態、釣りへの影響までをわかりやすく解説します。
▼マゴチの口の中はどうなっている?
まずはこちらの写真をご覧ください。

拡大して見ると、次のような特徴がはっきりと確認できます。
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内側が濃い赤褐色で、非常に肉厚な粘膜に覆われている
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奥に向かって細かな突起が並ぶ構造が見られる
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鋭く目立つ歯列は見当たらず、吸い込むような形状
つまり、マゴチは「一気に吸い込み、逃がさない」タイプの捕食を得意としていることがわかります。
▼マゴチの歯の構造と捕食スタイル
マゴチの口には、タイやスズキのような鋭利な歯はほとんどありません。
その代わり、口の奥にある無数の小突起が滑り止めのような役割を果たしています。
▷ 吸い込み型捕食の達人
マゴチは普段、砂地に身を潜めており、
小魚やエビなどが近づいた瞬間に「瞬間吸引」で捕食します。
そのため、口の開口部は広く、
奥へとすぼまる構造により「逃げにくいトンネル状」になっています。
これはアマゾンの吸い込み魚ピラニア系や、マナマズにも共通する特徴です。
▼釣り人が知っておくべきマゴチの口の特徴
釣りにおいて、この「吸い込み型構造」は以下のような影響を及ぼします。
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飲み込みが深くなる傾向 → 針が口奥にかかることが多い
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バラしにくい → フッキングすれば逃げにくい
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ハリスを切られにくい → 歯が鋭くないため安心
そのため、マゴチ釣りでは丸呑み前提の針掛かりを意識して、
オフセットフックやチヌ針など、やや深く掛かる設計の針を選ぶと効果的です。
▼マゴチの口内構造と鮮度保持の注意点
また、マゴチの口の中は粘液が非常に多いため、釣った直後はすぐに血抜きと冷却を行いましょう。
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口からエラまでが一直線でつながっている
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内臓もシンプルな構造なので、血抜き効率が高い
血合いの処理が上手くいくと、マゴチの白身はより透明感を保ち、
刺身や昆布締めでの評価がグッと上がります。
▼まとめ:マゴチの口は「獲物を逃がさぬ吸引型トラップ」
一見地味なマゴチですが、その口の中はまさに「生きたトラップ」。
吸引・保持・捕食という機能が合理的に詰まっています。
釣りのターゲットとしても、
調理する際の鮮度保持という観点でも、
マゴチの口の中を知ることは非常に意味があります。


