●赤と白のコントラストが印象的な小石の正体は?
この小石は、赤褐色の部分と白い筋模様が入り混じっており、
自然が生み出した見事な模様です。
特徴から推測される構成鉱物と形成過程は以下の通りです。
●赤い部分の正体:酸化鉄を含むジャスパー(碧玉)や鉄鉱石系
赤褐色の部分は、**酸化鉄(ヘマタイトやリモナイト)**が含まれたシリカ鉱物である可能性が高いです。
特に「ジャスパー(碧玉)」と呼ばれる石英系の変種が有力です。
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鉄分を多く含むと赤く発色
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硬度は比較的高く、摩耗しにくい
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海岸や川の転石としてよく見られる
●白い筋の正体:石英(クォーツ)の脈
白い部分は、おそらく**石英(クォーツ)**の脈(ベイン)です。
地下の割れ目にシリカを含んだ熱水が入り込み、冷えて結晶化することで形成されます。
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高温高圧の地質環境でできた証拠
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亀裂を埋めるように形成されるため、筋状になる
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「水晶」の仲間
●このような小石ができるまでのプロセス
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地中深くでマグマの熱によって岩石にひび割れが生じる
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その隙間にシリカや鉄分を含む熱水が入り込む
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石英や鉄酸化物が結晶化して「赤と白の層」ができる
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長年の風化・浸食・波の作用で角が取れ、現在のような丸みを帯びた形に
●どれくらいの年月がかかる?
このような模様がしっかりと現れ、丸くなるまでには、
数万年〜数百万年という気の遠くなるような時間が必要です。
特に海岸で見つかる丸い小石は、
波や砂との摩擦で徐々に磨かれて形作られたもので、
自然の芸術品とも言える存在です。
●まとめ:この小石は何が珍しいのか?
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鮮やかな赤と白のコントラストがはっきりしている
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鉱物的には「ジャスパー+石英脈」の複合体の可能性が高い
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丸みを帯びているのは、長年の自然研磨の結果
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成分と模様から地質学的な価値もあり得る
このような小石は、
「海岸の博物館」とも言える貴重な自然の記録です。
観察して写真に収めるだけでも立派なフィールドワークになります。


