南紀の夏、夜釣りでコロダイ70cm級が釣れる理由
南紀地方の夏の夜釣りでは、**70cmオーバーのコロダイ(イサキ科)**が釣れるという話をよく耳にします。
堤防や磯場で突如鳴り響くドラグ音。
真っ暗闇の中、ロッドが大きくしなり、格闘の末に現れる銀白の巨体——それがコロダイです。
なぜ南紀の夏の夜、コロダイがこれほど釣れるのか?
その理由を生態・環境・釣法の3つの観点から解説します。
① コロダイの生態と南紀の相性
・コロダイとは?
コロダイはスズキ目イサキ科の魚で、成魚は60〜80cm以上に成長する大型魚。
肉厚で引きが強く、釣りごたえ抜群です。
・夜行性である
コロダイは昼間は岩陰などに潜み、夜に活発にエサを探す夜行性の魚。
特に夕まずめから深夜にかけてが捕食のピークです。
・夏は高活性期
コロダイは水温22〜26℃で最も活発になり、夏が最盛期。
南紀の海水温は7月〜9月がちょうど適温になり、捕食行動が顕著に現れます。
② 南紀地方が持つ地理的な好条件
・潮通しが良い
南紀地方は黒潮の影響を強く受けるエリア。
栄養豊富な潮が入ることで、エビ・カニ・貝類・小魚が多く生息し、それらを餌とするコロダイが集まります。
・起伏に富んだ海底地形
ゴツゴツした岩礁や駆け上がり、ドン深の堤防が多いのも特徴。
コロダイは日中これらの岩陰に潜み、夜になると岸近くまで回遊してきます。
・漁港や地磯から狙える
遠征せずとも、堤防や地磯から70cm級が狙えるのは南紀ならでは。
特にすさみ・串本・白浜周辺は実績ポイントが豊富です。
③ 夜釣りが有利な3つの理由
1. 警戒心が薄れる
夜間は周囲が暗くなり、視覚に頼る魚の警戒心が大幅に下がります。
大型のコロダイも岸近くまで大胆に接近。
2. 捕食スイッチが入る時間帯
夜は満潮前後や潮変わりに大型個体が動くタイミング。
潮止まり前後の“魔の時間帯”にヒットすることが多いです。
3. 人的プレッシャーが少ない
昼間より釣り人が少ないため、コロダイもリラックスして接岸。
潮騒と虫の声だけが響く静寂の海で、大物との勝負が成立します。
④ 実績の高い釣り場|南紀のおすすめエリア
| エリア | 実績ポイント | 特徴 |
|---|---|---|
| 白浜町 | 笠甫漁港・日置の地磯 | 夜に回遊あり、外灯下で実績大 |
| すさみ町 | 名切崎・見老津オオハ | 根が点在、潮通し抜群 |
| 串本町 | 潮岬周辺の地磯 | 深場と岩礁が絡む一級ポイント |
| 田辺市 | 天神崎・芳養漁港 | 家族連れでも安全に狙える堤防帯 |
⑤ コロダイ狙いのタックルと仕掛け
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ロッド:4〜5号磯竿 or 遠投竿(5m前後)
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リール:中〜大型スピニングリール(PE4号 + リーダー10号前後)
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ウキ仕掛け:夜光ウキ + オモリ負荷5号以上
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ハリス:フロロカーボン8〜12号、長さ1〜2m
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針:丸セイゴ18〜20号
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エサ:カメジャコ、エビ、イカの切り身、カニ、サバの切り身など
⑥ ヒットのコツと注意点
・仕掛けは底ベタ
コロダイは底物系の魚。仕掛けが浮くと食ってきません。
ウキ下は潮位に応じて2〜5m程度を調整しましょう。
・アタリは突然かつ豪快
ウキがスパッと沈んだり、ドラグが一気に鳴って竿を持っていかれることも。
油断せず、常にロッドを手元に。
・取り込みは慎重に
テトラや岩場でのやり取りはラインブレイクの危険大。
タモ(5m以上)やギャフの準備は必須です。
⑦ まとめ|なぜ南紀で70cm級が釣れるのか?
南紀地方は、
・コロダイの活性が上がる夏の水温
・夜行性の習性と一致するナイトタイム
・地形と潮流に恵まれた釣り場の豊富さ
この三拍子が揃っているため、70cm超のモンスタークラスが夜に狙える環境が整っているのです。
夜の海は静けさとスリルが同居する舞台。
その中で繰り広げられる南紀のコロダイとの格闘劇は、一度味わえば病みつきになること間違いなしです。
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